<Days48>


「これからの私達、か……」

　私は思わずそう口に出していた。
　一緒に暮らしている、ルシエ・ソルブランシェは丁度買い物に出かけている間、私はこれまでの出来事を思い出しながら書き残していた。
　最初は知らないこの世界にきて寂しさに震えることもあったが、今一緒に一揆に参加している仲間達と出会い、その寂しさは少しずつ薄れていった。
　そしてその中で、まさかコンＡに大切だと思うようになるとは思っていなかったルーシェとの出会いがあった。

「まさか、こんなにルーシェのことが大切に思う事になるとは思わなかったな」

　当人を前にしたら、恥ずかしくて言えないであろう事を私は思わず呟いていた。

「色々あったよね、私達は……」

　私は彼女と一緒に過ごした夜のことを思い出したりして、耳まで赤くなりながらまた一緒にそんな夜を過ごしたいなと思っていた。

「だって……ルーシェは私の事を気持ちよくしてくれるし……それにとても可愛いんだもん」

　私はしばらくそんな風に、彼女との出来事を思い出しながら、自分の身体を手で触っていたがはっと我に返りその首を振った。

「いけないいけない、今はそう言う事じゃ無いんだから」

　私は首を振った後、少し前に呟いたことについて、再び意識が戻っていた。

「この一揆が終わった後、私達はどうなるのかな？できればずっとルーシェと一緒にいたいけどな」

　私はどうなるか判らないが、ルーシェは自分で違う世界に動くことが出来るみたいだから一緒の世界で暮らすこと……も出来るのかな」

　彼女とこれからどうするか、彼女が帰ってきたら相談しようと決めたのだった。

「そういえば、今度新しい人と組むことになったんだよね」

　今度プーアとルーアという二人とも組むことになったのを思い出し、どんな人達かわくわくしていた。

「仲良くできる人だと良いな」

　そんな事を考えていると、部屋の扉に足音が近づいてくるのに私は気がついた。

「あ、ルーシェが帰ってきたのかな？」

　私はペンを机に置くと、彼女を出迎えるために立ち上がったのだった。


TobeContinued……

今回の日記はルシエ・ソルブランシェさん(2010)とプーア＝ルーアさん(1956)のお名前 をお借りしました、感謝！！