「……これ、どうすれば良いんだ……？」

手には花柄の箱がある。
中身はホワイトデーに貰ったプレゼントだ。
銀製の……食器なら良かったのだが、何故か下着だった。それも女性物の。

「投擲武器にしたら強そうだぜー。『それは属性の追加ダメージを与える[*****+]』的なアレだ」
「……銀製だから、不死者には一応効きそうか？　ただ、コレで倒されるってのもなんだかな……」
「じゃあ、頭に被ってみるとか！」

『ビシィ』と指を立てて提案してくる。こいつ、人事だと思って言いたい放題だな。

「断固拒否する！！」
「えー。じゃあ、これどうすんだよー。せっかく貰ったんだし、使わなきゃ損だろー」
「……まあ、コイツから感じる能力は確かなんだがな……。どうしても抵抗が……」
「まあ、ぱんつだからなー……」