何この子すっごく可愛いんですけど…！？
何でも言ってくれてかまわないよっ

記念品か，それも良いか。
滅多に取れないものでもあるからのォ…

飾る専用の台でも作るか，台座くらいならちょこっとアレンジすればいろいろ飾れる。

以前，他所を探索していたモノはその暇すらも無かったそうじゃからな。
急な自壊により，脱出するのがやっとだったそうじゃし。
それを考えると，この世界は安定していたのじゃろうな。

価値観の違い，互いに相容れることが出来ないからこそ起こる軋轢が引き起こすのも闘争じゃからのォ。
願わくば，そのようなモノは起こって欲しくはないのだが。

どうしても，のォ。
作ることが出来るゆえか，自分が朽ち果てる前に自身を保てたゆえか。

形がなくなってしまうことが，どうにも許容できなんだよ。

うむ，電話でも何でも連絡するが良い。
万一俺が対応できなくとも，シロがちゃんと対応してくれる。
心配無用じゃよ。

うン，任セて！
ちゃンとエスこートすルよ！

（ボソッと）大丈夫，ちャんとふォロースるよ

ちょうど良いバランスで居てくれればいいのじゃがの。
否定し続けるのは良いが，先人を省みるくらいはして欲しいものじゃ。
同じ血が流れているのじゃから，自身も同じ過ちを犯しかねないと理解せねばならん。

共闘により理解する心が芽生え，共存した例もあれば…
共闘によって相手の強さを知ったことで脅威と判断し，自滅した例もある。

人心はわからぬこともまだ多い。

その通りだけど，結構この子こっちの言葉知ってンなあ…？！

おいらたちの世界じゃァ，死して屍〜は割りと多いしなァ。
っていうか，掟を破ればペナルティってのは長だろうが関係ないぜ？
状況によっちゃ，本当に洒落にもならねェからなあ…

いンや，まだまださ。
上忍ってな，世間に知られてるクラスだからな。
まだ上はいくらでもあるぜ？

そこはもう守秘されなきゃいけねェから語れねえけど，ようやく一人前ってトコだァな。
これからが長いんだ，おいらの目指すヤツは一歩先に居るからな…

そうか，ホムンクルスってのもすげえんだなあ。
逆においらは錬金術とか小難しいとしか思えなくてなァ…
ルナちゃんは本当に尊敬するぜ。

おいらにできねえことをやってのけてンだからよ。

聞き及んでいるだけじゃな，村雨とやらは。
眉唾物とも言われていたが…存在が確認されたらしい。

その時には既に世界から消失し，他所の世界に動いたらしいが詳細は不明。
こちらとしてもお手上げじゃよ，一度拝んでみたかったのじゃがな。

対話が可能なら，対話もしてみたかったよ。

姉は将軍よりも兄弟である村正を食らい続けていたがな…
他の兄弟たちはあの手この手を使って血を絶えさせようとしたらしい。

同じ村正を冠するなら，実在する蜻蛉切という槍の方が有名と思うがのォ…
伝説が一人歩きしているやもしれぬか。

将軍自身も村正を所持していたことは知らぬようじゃの。

トランス状態で理解してくれるならば僥倖。
それが判らぬ者もおるからなあ。

気付いたら数日過ぎていたことも少なくなかったぞ。
元々食事を取る必要もない体じゃからなあ…　さすがに疲れたが。

うむ，世界と世界を飛び越えるのは葵がやってくれるじゃろうし，通信関係のフォローはシロに任せておればよい。
…よく考えたら，俺のやることは無さそうじゃな。
簡単な案内くらいか。

明らかに妹のような体躯で，背伸びをしているように面倒を見ようとしているから余計に微笑ましいのじゃろうな。

本当の姉というのがどういうものかわからぬが，俺も良き姉と思っているよ。
そんなことを本人に知られたら，暴走しそうでもあるのが心配じゃがな。

おう、頑張るぜ
ここでも姉ちゃん程じゃあねえけど強い奴といっぱい戦ったしな

それも俺の力あってのことだがな

……は〜ん？

！！

冗談だ、お前には随分世話になったしな
もちろんルナねーちゃん、それにヒカリにもな
これまでいろいろありがとうな

ああ、変なおばちゃんだったぜ
もしかするとにほんってのはここと同じくらい、いやここ以上に変な……じゃなくて凄いところなのかもな

ひとのことを言っておいて、自分が腹壊して死んだらかっこ悪いしな
ちゃんと気を付けるよ
ああ、来い来い。とびきり美味い、ルナねーちゃんの頭くらいある芋虫食べさせてやるぜ

一揆が始まるのに合わせてここに飛ばされたしな
だったら一揆が終わればむこうにいるおばちゃんも分かるんじゃねえかな
来たからには、きっと帰ることも出来るんじゃねえかな

少年共々役に立ちそうで申し訳ない、アルナイル嬢

村の名はムバンタ。オイラの名前にもなってるぞ

もう少し進みたいのよ。邪魔なら容赦しないわよ？

これで、オッケーよね♪

わわっ、良いもの見つけちゃったわー♪

道のりの先を見て、とても不機嫌そうだ。

次で最後ですねぇ。
なんかいろいろ心残りが。