書いたはずなんだけど……何これ。

いえ、書いた、はず……確かに……いや、ええと……どうだったか……
何か、記憶が抜け落ちたか、ねじ曲げれたかのような……
違和感……とも、微妙に違う……ああ、気持ち悪い。

そして時は動き出す……！！

……あれ、つい最近も同じ事言わなかったっけ？

(しっかりした冒険者さんって感じだナー
ギラちゃんはお仲間に恵まれました、うふふ)

心配は無用のようだな。こちらこそ、今後も頼らせてもらうとする

そうか……おれは広さに思考を巡らせるには至らなんだな。
云われてみれば確かに、王城前から進攻を始めてもう二十日以上も経つ。
この広大さは何か尋常な力が働いているのだろう。

不思議なダンジョンでもそうだが……食糧にありつけないと、全く何も出来ぬまま飢え死ぬと云うのもな……。
ある意味リアルではあるが……未開のダンジョンに潜るならばもうちっと多めにメシを持ち込んでおけ、と云うツッコミを入れたくなる。
……ちと無粋か？

素材以外の合成はランダム性を孕んでいるのか。
……ますます手を出し辛くなるな。作製屋としちゃぁ、少し複雑だよ。
ま、箱から出てきた無用の長物なんかで『楽しく遊べる』やも知れんがな。

GP3で特に強力なのは○陣だろうな。
序盤しか効果が無いとは言え、危険分子は大体即刻潰すのだから腐り辛い。
……こちとら専ら殺陣延長にしか使っとらんがね。

しかし、25ギフトは消費GPが随分多大なものもあるようだ。
16やら30やら。強力とは云え、あまりあれやこれやと取得しも、そうそう使いこなせそうにないわ。

新規ギフトの開拓に関しては、おれはあまり積極的でないな。
どうにも古参エンブリオの成長の堅実さを考えるとそちらに手が伸びてしまう。

望郷の念もない、と云うのは寂しいもんだと思うが……最も、そんなものに駆られているようではそうそう旅を続ける事も出来ぬか。
……こちとらしばしばホームシックになるのでな。水辺を進んでいると、自分の住処の沼地を思い出して仕方ない。現状、旅に執心出来る者がこの攻城では躊躇無く進めるやもしれん。そう思うとちと羨ましい、かもな。

苦労してんのは俺だっつぅの！
このケロちゃんと来たら、蛙の癖にえらいチキン野郎なんだぜ？
だからこーしてたまぁに俺が出てこねぇと殺れる野郎も殺れねぇっつの！

ちぃと黙ってろ！　……全く、寄生主の悪口ばかり云うおって。

相性が良い、とはおれは思いたくないが……契約を取り消そうと思った事は無いな。契約こそおれの意志ではなかったが……『強制契約型』なるエンブリオではないようだぞ。解約は問題無く出来る訳だしな。
実際、コイツの力は使えるし……まぁ、何だ。

……コイツの言い分にも一理あってな。実際、戦いの際に躊躇を消せるのはコイツの意志による後押しも無いとは言い切れん訳だし。

はい、ツンデレ頂きましたぁ〜〜ん！

だから黙っていろ！

……しかし、気になるな。強制契約、か。
おれのようにもうキャパシティの無い者でも、無理矢理契約が結ばれるのだろうか。

混乱は早めに治したいけど、手が回らなかったりするよねー。

微妙な一撃を入れちゃったときは…うーん、確かに困るかなー。

魅了も同じかと思ったけど、行動不能になるだけなんだねっ。
ちょっと残念だよー。

耐光闇はかなり違うぞ。
詳しく計ったことは無いが、30〜40％くらいは減っているのではないか。

守護者の齎す耐性と弱点も中々強烈なもので……
私はしょっちゅう光技に灼かれている。

必要に応じて付け替えたい所ではあるが、
それに関しても装備調達の手間と荷物枠の事情が壁となるな……。

重量や呪いに煩わされないのはのは良い所と思っておこう。

倉庫が無いと迷いはするが、取捨選択は何処でも必要だ。
まあ、所持品は厳選して要らないものはさっさと売るべきなのだろうな。

無駄にキープしておいた素材が陳腐化するのは悲しいことだ……。

とは言え、宝箱から出たような珍品は私達も処分に困りそうだ。
アレから出るものは、まさにレアアイテムの趣があって良いな。

きめなくても、いいの？　なら、よかった。
ボク、いっぱい、あったら、ぜんぶ、えらびたく、なるから。

……あ、たしかに、りゆう、なくなった、ときの、こと、
かんがえて、なかった。

……じゃあ、今は、とりあえず、じぶんが、
きょうみ、もった、こと、たくさん、やって、おけば、
いいの、かな？

いろいろ、しること、できるし、りゆうも、さがせて、
よさそう。

じぶんの、こころに、むきあう、って、いうのは、
んー……じぶんが、なに、したいか、りかい、する、こと？

……ちょっと、むずかしそう。

それっ！！

……まあ、そりゃそうよねえ。

やれやれ……動きたくないんだが……

く…来るがよかろうなのだ！！

ある程度調子は戻ってきたけど……
さて、この間より抑えめの一歩。吉と出るか凶と出るか。初めましょうか。

お手伝いしちゃうぞ☆

私に毒されてくれると聞いてっ！！

おでにたてつくのか！？

はら・・・・・へった・・・・・

やれやれ……やっっっっっっっと終わったか

貴様如き、我が戦斧の前ではゴミクズ同然だ

うん、なんとかなったわね。
もう少し無茶が出来るかこれぐらいにしておくか、十分に検討しましょう。

ほれ、とっとといくぞ

れっつごぅごぅっ☆

さ、行きましょっか？

何かあるようだな

……フン

あら、ラッキー。

あんまり痛くしないでおくれよ？

…フン、手合わせ程度に加減をするのも、苦労するのだがな

はぁい、そこの小隊さん。
何故か分からないけど身体が鈍ってる気がするの。
感覚取り戻すつもりで、ちょっと練習試合でもしない？

よろしくお願いします！

よろしくねー。