犬が居ない……。

……ちょっと御舟？ 落ち着きなさい？
そりゃ、私だってケルベロスなんて聞いたら放っておけないけど…。

……次には是非、期待したい所だが…(巨大骨っこを構えつつ)

まぁ、女の子と一緒に居れるので悪くはないですが…

でも私は、女の子と触れ合ってる時の方が幸せかなぁ…

何だそれは、と言いたくなるような語呂合わせもあるからな…。
何かにこじつけてそれを宣伝しようと言う魂胆が見え見えで、そう言うのは少し…な。

臭味消しのついでに、肉を柔らかくさせる効果も期待しているのだろうがな…。
保存肉は旨味も凝縮されそうで良いな、他の世界で加工する機会があったら試してみるか…。

うむ、あの頃は楽しかった。
……無論、今でも楽しいがな。

呼んｄ

………済まん、今のは無かった事に…。
彼女は時々物凄い地獄耳なんだ。 こんな事を言っていたと知られれば後で弄り倒される…。

？ 朱音嬢？ どうかした……具合でも悪くなってきたか？(不思議そうに首を傾げ)

……妖精と言うのはこう、もっと小さくてキラキラしてて、翅で飛んでいるイメージだったのだが…
そう言われるとホイホイに引っ掛かってもぶち破って出てきそうで、最早何の生き物なのかも分からなくなってきたぞ…。

うむ、闇水晶だな。 偶然とは言え、必要な分を拾えて良かった。

降り掛かる火の粉は払うのみ。 …鳴瀬御舟、いざ参る！

……と見せ掛けて俺、参上！ …ってね？

……先生、あまり無茶はしないように。

手加減なんてできませんので全力で行きます

それじゃァ、おっ始めるか。
嬢、ちィと体、借りるぜ！