ふむふむ、精霊治療……。
さすがに精霊術とうまく結びついた形で科学技術が発展している世界だと、そういうのもあるんですね。
ボクなんかは『精霊治療』の四文字で、昔に置いてきたハズの童心がうずうずするというか……。

あ、ロボット工学の領域になってしまうと、さすがにボクもさっぱりになっちゃいますね。
万物に霊が宿るっていうのはアニミズムでしたっけ？
記憶違いじゃなければユング辺りも言ってたかな？

話がそれました。えーっと、機械にも精神が宿るというのは、
ボクたちの元の世界における創作上の読み物では結構見た記憶があります。
悲恋悲話系に機械人形をモチーフにすることも多いように思いますね。
『ロボット三原則』みたいな、機械に精神が宿ってしまった時の功利と弊害を解いた言葉もあります。

あ、ということは、わたしのような凡人の目でも見「え」るクラスの精霊っていうのが、
やっぱり高次元っていうか高レベルっていうか、とにかくすごいクラスの精霊ってことなんだね！

ということは、茂雄さんって、相当な高次元のイフリートな気がするけど……。

茂雄さん……。

確かに、メルンテーゼに来てからの魔力の伸び具合を見てると、
火事場の爆発力とか、元よりの潜在能力の開花とかも見られてるけど、
の〜みそ的な意味でメグに制御できるかどうかは疑問だしね。

降霊術の実践については、またこちらにお帰りになった際までに考えておきますよ。

それより里帰りですか。まずはお気をつけて。そして実家で羽を伸ばしてきてくださいな。

むーん、せっかくエルお姉ちゃ……エルさんと仲良くなれたのに寂しいなー……。

まぁまぁ、エルさんの娘さんがお留守番にいらしてるというし、娘さんと遊んであげるのはどうかな？

そういうことなら！

えへっ♪　じゃあ、留守にしている間に、エルさんジュニアを懐柔しちゃうのだ！

ところで、ジュニアちゃんはどこだろう……。

…始めようか、戦いを。

さーて、がんばりますよー！

さぁ〜がんばりましょか〜

…終わったな、ご苦労様だ。

やりました！

さぁ〜お酒呑もうかっ！

さあ、次だ。

次はどんなところかなぁ

ご〜！ご〜！ご〜！

これは…?

きっといいものに違いない。間違いない。フラグじゃない。

おぉ！？

言っていた物だ、上手く使え。

早く帰りたい…

・・・・どっか別の場所で呑みなおそう・・・

…なるべく長居はしたくないところだ。

…まあ、うん…

ギャアアアアアアアアアアアアアアア！こっちくんなぁ！！

…かなりできそうだな。

何か地下牢へ来てみたで？

う〜ん・・・・何か出そうやよね？

あ〜・・・・うん・・・・何か不気味やしね？

　平面なのに絵が飛び出す——。和歌山県の２３歳の青年による鉛筆画の作品が、世界を驚かせている。立体作品かと思いきや、全て平面のスケッチブックに手描きしたもの。動画サイトに投稿すると、海外からも「ａｍａｚｉｎｇ（驚きだ）！」などというコメントが次々と寄せられ、再生回数は５００万回を超えた。

　Ｌ字形にページを開き、スケッチブックを壁に立てかける。そこに鉛筆で描かれた絵を特定の角度から眺めると、急に手前に飛び出して見える。目の錯覚を利用した「３Ｄアート」だ。

　作者は和歌山県海南市の３Ｄアーティスト、永井秀幸さんで、自室の机でこつこつと作業をしている。Ｆ〜８Ｂの様々な鉛筆で陰影をつけ、一つの作品に長くて１週間ほど。これまでに７０点ほど描いた。