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セツカ・F・フラムラージュ

ジェイド王国騎士団の副団長。
サクラの護衛として旅に同行している。
深雪の従兄説が濃厚。
ユカラを過去に救ったことがあり、そのためユカラには懐かれている。
彼女である鏡の魔女「フィー」の魂が宿ったペンダントを誘拐（？）されたので、目下捜索中。
レイヤ先生の様子がおかしいので心配だが、それよりなんかマグノリアが不思議な店で働きはじめたっぽいのも心配なようだ。
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レイヤ先生の様子がおかしい。

目をつぶったまま黙って椅子に座ってると思ったら、なんか急に顔を赤くして頭を振りだしたり。

…サクラさんと何かあったんだろうか？というか、何かあったとしても挙動不審っぷりが半端ないので是非早めに元に戻って欲しい。

とりあえず、今はそんな事よりマグノリアが働きはじめた、とユカラから聞いた事の方が心配だ。

「人外カフェ」（E№100さんのコミュ）

人ではない者を相手どって商売するカフェらしい。
店長：ノウァさん（E№100）
厨房：ウサギ先生（E№100）
接客：マグノリア（E№457）とナナさん（E№8）

…そうそうたる知ってる面子だ。
というか、身内しかいない。

この辺はまあ、心配しなくてもよさそうなのだが、果たしてあの天然入っているマグノリアが接客等可能なのだろうか？
変な人外を怒らせたりしないだろうか？

その辺りがどうにも心配で仕方ないのだが、人外以外が行っていいものかどうか…。
そんな感じで首をひねって唸っていると、道産子さんに

「どないしたんや？難しい顔して。禿げるで？」

と言われたので、あまり役に立つ気がしないが一応相談してみると。

「ああ、それやったら人外に変装すればえんちゃう？俺、ええもん持ってるで！」

と、何やら衣装箱から引っ張り出して来た。


なんだこの緑色。

「これを着れば、ばっちり人外やで！あ、鳴き声はクワっやで。」

とりあえずツッコミどころしか見当たらなかったが…

え？

これ、着るの？俺が？

マジで？


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レイヤ・センドウ

山奥で隠遁していた錬金術師。
ユカラとマグノリアの兄でサクラの師匠。
とある事情であと1年持つかもたないかの命。

最近、挙動不審気味なようだ。
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困った。

サクラをデートに誘うという約束をした。

いや、別にデートに出かける事自体が困ったことではない。

サクラも嬉しいと言っていたしな、うむ。

ただ、問題は何処へでかけるかと言う事だ。

この付近にあるものといえば、城・農地・川・畑・海

明らかにそういうことが不慣れな俺様でもデートに向いている地形でないことはわかる。
・・・もう少し時期が時期なら、アホ毛のように海にでも出かければよかったのだろうが。
サクラの水着も見れることだしな。
いや、決してサクラの水着が目的というわけではないぞ？

「・・・なあ、セツカはん。レイヤ先生はさっきからなんであんなこの辺の地図を見ながら百面相してるんや？」

「しっ。見ないであげてください。人生色々あるんです。」

「そうか、色々あるんか・・・セツカはんもなんか疲れてへん？」

「…人生色々あるんです。緑色とか。」

何か側から不愉快な雑音が聞こえてくるが、気にしない事にする。

サクラは何処へ連れて行けば喜ぶのか・・・。
少なくとも、錬金術関連の何かに連れて行けば喜ぶのは間違いない。
だがしかし、錬金術の骨休めに錬金術関連の何かに連れて行くというのは果たしていいのだろうか？

錬金術にくびったけになるとサクラはそこに集中してしまって、あまり一緒に喋れないのではなかろうか？


・・・


ちょっと待て、一緒に喋る？
俺様はサクラと一緒に錬金術以外の事も喋りたいと思っているのか？

・・・
いかん、何やら猛烈に恥ずかしくなってきた。


「なあ、セツカはん？なんでレイヤ先生はあんな頭抱えながら曲がりぐねっとるんや・・・？」

「しっ。見ないであげてください。・・・思春期にはいろいろあるんです。」

「…そっかぁ、思春期かぁ…って、思春期おそっ！」


またも、周りから不愉快な雑音が聞こえてきたおかげで少し頭が冷静になる。


と、とにかくだ。
サクラと出来るだけ一緒にいられて、サクラも楽しめて骨休め出来る場所を考えねば。

・・・あるのか？そんな場所が？
ユカラとなら、布団で一緒に寝転んでいるだけで十分だったのだが・・・ユカラも勝手に本を読んだり話しかけてきたりしてきたし。

いっそ、サクラと一緒に布団で寝転ぶ・・・


「なあ、セツカはん。なんでレイヤ先生は顔真っ赤にして唸ってるんや？」

「・・・もうダメかもわかりませんね。」


こうして、センドウ・レイヤのサクラと一緒にデート計画は遅々として進まないまま１日が過ぎるのであった。