※Eno.458の日記の続きです
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サクラ・エゾヤマ

　錬金術を学んでる１６歳の少女。
　卒業試験に挑みいろんな世界を渡り歩いている最中だったが、師であり初恋の相手でもあるレイヤ（Eno.459）が昔の錬金術の
　実験の影響でもう余命幾ばくもない事実を知り、卒業試験を放棄しレイヤの命を救う為の研究を行うと決心した。
　昼夜問わずに研究を続け、焦りも相まってサクラは心身共に疲労気味の様だが、研究は順調の様だ。
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「では行って参ります。」

マグちゃんがにこにこいそいそと出かけていった。
最近ノウァさんが始めたというカフェで働き始めたらしい。
マグちゃんとしては働いてる方が落ち着くらしく上機嫌だ。

出て行ったマグちゃんの背を見送ると、あたしの傍で錬金術の本を読んでいるユカラ君の方を見る。
ユカラ君はマグちゃんが働いてることが心配だったりとかは…してないよね、この様子だと。

「ねぇユカラ君。マグちゃんのこと心配だったりとかは…」
「してないよ。奴隷と違って適度な労働に整った環境だからね。知らないけどさ。」
「そ、そりゃ奴隷と比べたら殆どの仕事がマトモだと思うけど…も…」

コメントに困ることを返され言葉に詰まってると、ユカラ君が本から目を離しチラリとこちらを見る。

「それに…僕じゃない人が代わりに様子を見に行ってくれるみたいだから。」
「え？」
「さっきね、外に行ってきた帰り、セツカさんの部屋の窓の前を通ったんだ。」

そう言いながらユカラ君は笑った。

＞ユカラ

＞兵庫

＞ユカラくん

赤くなってわたわたしている。

＞マグノリアちゃん

＞サクラちゃん

レシピを見て考えている。