しゃおら、ざまぁみろ兵士思い知ったか！
っていう感じの一日でした。

兵士をぼっこぼこに出来た事が嬉しくて嬉しくてたまらなかったので倒れ伏している奴の周りを踊り狂ってやったわ。
ついでにその辺の木に縛り付けておいたわ。
追っかけて来られたりしたら面倒だし。

それにしても、ルリアンナとラルフと、商人以外で初めての人間さんだっつーのに、まぁ胸糞悪かったわねぇ。
どいつもこいつもが王に不満持ってる訳じゃないのね。厄介だわ。
本職の兵士がこれからもゴロゴロ出てきたらどうしましょう…。

まぁ心配してもしょうがないわね。やれるだけやってみるしかないわ。黙ってても帰れないんだし。
と、思ってとりあえず歩き出してみたら…なんかいるのよ。
なんか。なにあれ？金色の坂東英二？マッスルポーズ決めてるけど…。
やだ近寄りたくない。どかないかしら。めっちゃ達塞いでるけど…。
………夢ね。これは。いくら金にがめつい事件を起こした奴と言えども、金色になってこんな所にいる筈ないもの…。
今日は寝ましょう。起きたらあいつはいなくなっているわ。そうに決まってる。そうに決まってるのよ…。

冴子は両手に風の力を纏った。

ごちゃごちゃ愚痴りつつ進んでいる。

ぺちゃくちゃ喋りながらうろうろしている。