遅刻常習犯が考えている心理—そもそも、遅刻が悪いことだと感じていない

何度注意しても仕事やデートの待ち合わせに遅刻をしてしまう……こういった性格の人は意外に多いもの。遅刻された側としては、毎度起きるその行為にいら立ちや諦めを感じてしまいますが、実際に遅刻してしまう人はどう思っているのでしょうか。
今回はその心理に迫ってみましょう。

■遅刻が悪いことだと感じていない
何度言っても遅刻を繰り返す人の多くが、遅刻自体を悪いことだと思っていない傾向にあります。もともと時間にルーズな人は時間厳守への気持ちが気薄で、人を待たせることを気にしていないもの。そのため、それが理由で怒られたとしても「謝ればそれでよい」ととらえてしまうのです。
また、誰に対しても遅刻するわけではなく、特定の人に対して遅刻するようなケースも。例えば仕事の関係で、上司との待ち合わせはしっかりと時間を守るものの、友人や恋人との待ち合わせには遅刻を繰り返してしまう人も少なくないでしょう。
この場合は、自分よりも格下と考えている人には怒られてもいいと思っており、相手の気持ちを考えずに軽い気持ちを持ってしまっているのです。

■怒られるのが当然だと感じている
怒られても遅刻をやめない理由として、怒られること自体が自分にとって欠かせないものと感じてしまっていることもあります。「自分は怒られるべき人間」と解釈し、無意識のうちにそのための行動を繰り返してしまうのです。
自分を何らかのかたちで罰することで、自分という存在をアピールしたいという気持ちのあらわれと考えることができるでしょう。

■遅刻癖をなくすにはどうするか？
遅刻をしないためには、待ち合わせ時間を自分なりに早く設定すること。例えばいつも1時間位遅刻するという人なら、待ち合わせ時間を1時間以上早く仮定し準備をするなどして、自分なりに対応するようにします。そうすれば支度をすることでダラダラと遅れてしまったとしても、ある程度時間に余裕がでてくるはず。
待ち合わせに間に合わせるために家を出なければいけないタイムリミットもいつもより早めに設定しておけば、時間に追われることも少なくなるでしょう。
家を出るまでにしなければならないことが多くなってしまう場合は全部やろうとはせず、優先順位をつけて対応します。それらを順にやっていき、途中で時間が来てしまったら残りは手を付けずに家を出るようにしましょう。
前日のうちに用意できることがあれば、先にやっておくとさらに余裕が出てきます。

遅刻を繰り返してしまう人は、その性格上根本的な考え方を見直さないとなかなか改善されないもの。時間厳守することで相手に喜んでもらうためにも、遅刻改善に前向きに取り組んでみましょう。