気付くと前の日記から2日…2日だっけ？

（前の日記の日付を確認）

…うん、2日経ってた。
えっと、何を書けば…前はどう書いてたんだっけ…。

（ぱらぱらと軽く日記を見返す）

とりあえず、インコさんの名前はヴァンに決定。
それから、影の人はやっぱりあまり喋らないみたい…？
でもほとんど一緒にいるから、初日に比べると慣れてきた。
一緒に狩りをするだけあって、連携にも気を使うようになった。
狩りって獲物しか目に入らないんだけど…影の人は私の被害には遭わない。
遭わないんだけど…獲物からはちょっと狙われやすいみたい。
気配がぐっと希薄になってるんだけどなぁ…。

山とか水辺はほとんど問題なく狩りが出来てる。
他の狩場を考えたとき、森だけなんだか落ち着かないんだよね。
数日前はこんなことなかったのに、なんでだろ…。
最初に来たところだから苦手意識でもついちゃったのかな…。

ところでそろそろ今の杖じゃ厳しくなってきたような…。
ちょっと間に合わせのものでも作ろうかな…立派なものは作れないけど、手頃な枝を適当に削れば簡易的な杖にはなるし…。

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世界を越えちゃったからくよくよしてられないってことで、縁のあった人にも時々話しかけてる。
お友達もできて、色んな人から元気をもらってる。
私、明日も頑張れそうです。

白いのはこてんと首を傾げた。じっとじーっと相手を見る。

せめて見える変化——尻尾をガン見しているようだ。彼女が目をそっと逸らしたならその間はほんの少し前傾姿勢でその尻尾を見つめているだろう。
尻尾が右に揺れれば対面する自分は左へふさり。
尻尾が左に揺れれば対面する自分は右へふさり。

と、視線が戻った事に気付けば今度はこっちの尻尾がぶわってなった。
おまけにピンと立つ。
緑色の本のようなものをお守り代わりにぎゅっと抱き締めて、耳をぴこぴこ。

つよいのだ！なんてもこもこの手をぎゅぎゅっと開閉してみせる。
その割りには——ちょっぴり耳が下がってたり、尻尾が丸まっていたり、ちょっとそうは見えない——というか、びくびくしているように見えるかも知れないが。

じっと見ていたらまたそらされてしまった。しっぽをゆらゆら——

うずうずどきどきそわそわしている。
「ぷう」とか「ぷぷ…」とか妙な鳴き声を零しながらおずおず——おずおずとしながらやっぱりじっと、じーっと見ている。
どきどきしながら——

尻尾がぷるぷる立ったり、そわそわ揺れたり。