にじゅうくにちめ。

私とアラヤちゃんの華麗なる奇襲で骨兵士の集団を一網打尽！
床には折れて砕けた骨だらけ。アンデッドなだけあって風化して脆かったです。カルシウムが足りませんね。
意気悠々としてる私達二人ですが、出口に向かおうとしようとしたら砕けた骨の内の1体だけが立ち上がってきました。

今度は二人がかりで念入りに攻撃していきます・・・が倒れた筈の骨がしぶとくも再び立ち上がってきます。
私とアラヤちゃんは骨兵士が起き上がるその度に強烈な術式の数々を浴びせていきます。

骨兵士が起き上がってはそれを叩きのめしのそれを繰り返す事数回。
やっとの事で最後の骨兵士が地に伏せて動かなくなりました。

・・・それにしても凄くしぶとかった骨でした。これが反骨心というのかしら？　骨なだけに。

　＊　＊　＊

骨を蹴散らして先の出口へ進む私達二人。
そんな私達の背後の方から気配と共に騒がしい声が聞えます。

後ろを振り返って様子を伺うと、その声の主達は敵の援軍部隊の物でした。
先の骨兵士での戦闘が思った以上に長引いてしまったせいで、どうやら追いつかれてしまったみたいです。

うーんと悩む私。このまま出口まで突っ走ってもいいとは思うけど・・・。
でも危険の芽は摘める時に摘んでおいた方がいいと農場に居たお兄さんが言ってました。

私はアラヤちゃんの方に視線を向けます。
アラヤちゃんもこちらに視線を向けて、ここで迎え撃とうとやる気は十分のようです。
私とアラヤちゃんは早速戦闘準備を取って、追ってきた敵の援軍部隊の迎撃を始めます。