はつかめ。

でっかい烏賊ちゃんをボコって烏賊飯に…しようとしたら察したらしく凄い勢いで逃げられてしょんぼり。
逃げられたものは仕方ないので、今日はこの辺でキャンプなのです。

水辺が近いのでお魚さんには困りませんっ。いっぱい釣って〜いっぱい焼いて〜♪

私が魚釣りに奮闘中の間。アラヤちゃんは近場をうろうろと散策してるようです。
アラヤちゃんは相変わらず自由気ままに過してるみたいです。うーん、でも一体何をやってるのかしら？

気になる事は多々あるけど、あまりお節介を焼くのはアラヤちゃんも迷惑かもしれないし、焼くのは今は釣ったお魚さんだけにします。
今日のご飯が出来たらアラヤちゃんに知らせましょ。

　＊　＊

いっぱい食べていっぱい眠って何事も無く次の日が来ました。
ささっと準備をして、アラヤちゃんと一緒に水辺に沿って先の道へと進みます。

道中、何も無いのでアラヤちゃんと取るに足りない事でお喋りしながら歩いてます。
何となくですがアラヤちゃんの事が少しだけ分かったような気がしました。

…お喋りしながら楽しく歩いてると、少し離れた所からピーンと変わった気配を感じてすぐさま周囲を警戒します。
暫くその場で動かず様子を見てると、茂みや水の中から敵さんがこちらに向かって飛び出てきました。

飛び出てきた敵を見て、私が変わった気配の正体に気付きます。
雪ダルマと氷の精霊…どうやら私の中の氷の力が彼女らと共鳴したみたいです。

襲い掛かってくる難敵に私とアラヤちゃんは武器を構えて対抗します。
氷の属性相手だからって私は油断も慢心もしません。どちらが選り優れた氷属性か、勝負ですっ！！

>>アラヤちゃん