なのかめ。

襲い掛かってくる黒い女の人を如何にかするべく奮闘しました。
頑張る私達二人。でも黒い女の人の方が一歩上手でした。
こちらの攻撃は当たらず、あちらの攻撃はバンバン当たります。
戦い慣れてると思うナナさんも相手の猛攻に苦しい表情を浮べてます。

私は傷ついた自分とナナさんを癒すので精一杯でした。
必死に治癒魔術を使う私ですが、徐々に疲労が溜まって治癒に集中できなくなってきました。
そして少しだけ見せた一瞬の隙を突かれて、ナナさんが倒されてしまいます。
ナナさん護ってあげれなくてごめんなさい…。

護ってもらってたナナさんが倒れてしまった事で、
疲労した私は襲ってくる黒い女の人相手に殆ど何も出来ず、簡単に地に伏せられてしまいます。
倒れてる私達の荷物から黒い女の人は食料だけを取っていきます。
取られた食料がないと私達は、この荒野を抜けて森までいけません。

何とかして取り返さないと…
私は傷ついた身体を奮い立たせて立ち上がります。
私と同じタイミングに、ナナさんもゆっくりと立ち上がります。
…ただ少しナナさんの雰囲気がピリピリと前と違う感じがします。

私は治癒魔術を自分とナナさんにかけて傷をある程度癒し、
食料を奪った黒い女の人の元へ走ります。

…食べ物の恨みは恐ろしいのですよ〜！！