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○月△日　　タンポポ荘　自室　　夜
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　クリスマスをすっかり満喫しきって、満足した声を上げる。

　ロッテちゃんや、他のタンポポ荘の皆には感謝してもしきれない。
　去年までは、お父さんやお母さんと家で…それはそれで楽しかったのは間違いないんだけど
　やっぱり、友達と一緒にクリスマスパーティとか、少し憧れてた。
　今日、夢が叶ったような、そんな気分だった。


　今年は…というよりは、一揆に参加してからだろうか。
　いいことばかりあったような気がする。
　本当に楽しいことばかりで、毎日が夢みたいで…


　この幸せが、ずっと続けばいいな。

　身体が重い。
　最近、疲れるとすぐこんな調子になってる気がする。
　体力が足りてないのだろうか…

　言い掛けて、言葉が止まる。














　あれ………？

　一瞬、意識が飛んだ。
　景色がグラリと揺れた。



　ぽふりっと、気がついたらサフィニアの胸にもたれかかっていた。

　不思議そうな顔をしているクーリアを、サフィニアは深刻な表情で見つめていた。

　※例によって迷子になりました。

　しばらく隅でぶくぶくしていたが
　クーリアちゃんの声を聞き
　恐る恐るクーリアちゃんの方へ向き直り

　潔いほどの開き直りである。
　
　

優しく、力強い口調だった。

なんて素直に言うわけにもいかないので

誤魔化す事にした。

あれは天使じゃないと直感的にそう思うシトロン。

迷い惑う少女の姿に。
一つ息を、深く深く、吐いた。

それに、と続ける。

それから暫しの沈黙ののちに。