確かに人は自分たちの生活の為に色々なものを壊したり、食らってきた。
それは他の動物にも共通してきたことだ…、生活していくにはその為の術も力もいる。
人間だけじゃない…、あらゆる命が生きていくにはそれは必要なことだ。
術がなかったら、今の時代までこうして生きていることもなかったかもしれないしな。
けれど生かすべきものは生かさなきゃならない…、人が生きることも…人が何かを生かすことも…必要なことだと思う。
駆逐するのが人類なら、再生するのもまた人類さ…

照れ顔もなかなか良いぞ？

うむ？我の好きな人か？勿論いるぞ！

両手では数え切れぬくらいな！

姫、彼女の言う好きは恐らくそういう意味では……

確かに、左様な存在は一人くらいは傍に必要なものだ。
遠慮のある関係ばかりでは気持ちを押し込めねばならぬし、気を遣ってばかりで疲れてしまうしな。
良い意味で発散できる相手がいなければ息苦しいな

心を閉ざすのはやめたということは、少しずつでも開いていっているわけだな？
しかして左様な心の扉というものは長く閉ざしていると本人が開けようと思ってもなかなか上手くいかぬというではないか。
何か、強いきっかけでもあったのかな？

あははは……。

うん、大好きだよ。
ルナさんも好きだったら、街で美味しいケーキを出すカフェがあったんだけど、今度案内しようか？

ん、どうかしたの？何か考えてるような顔して

ね、面白そうでしょう？だから、ルナの毛もやってみようよ。
ボクとヒメとルナで、三色の毛玉を作ろうっ

うーん、敵陣に忍び込んだら、油断して、吹き飛ばされた？
ちょっと、厄介な相手がいて、その姿を、確かめようとしたんだけどね

ちょっと下手、を打って、攻撃されて、こんな感じ
幸い吹き飛ばされてすぐに気を失ったから、あんまり痛くは無かったけど

うーん、我ながらなさけないなぁ
ルナちゃんに心配してもらえて嬉しいけど、うーん……

確かに、攻城戦も厄介な敵が増えてきたよね
こんな状態でも、診察したり、簡単な治療くらいはできるし、薬も出せるから
何かあったら、いつでも頼ってくれていいんだからね？

なるほど…

たしかに…それはありそうね…
お姉様にも幸せになってほしいわ…。

そう？…まぁ、それは嬉しい事ね。それなりに。
積極的に作れ、なんていわないけど…
多少は友人がいた方が、心配はされないものよ。

……可愛げがあった方がモテるんじゃない？
誰彼とは言わず、ね。

頭の痛い話ね。最近よく言われる気がするわ、そういうの。
今までも危ない橋もそれなりにあったから、麻痺してるのかもしれないわね。

…それでも、やるべき時くらいはやれないと、とは思うけど。

後ろには通さないわよ、アヤメ

さてと、行きましょうか。やれるだけをやる…いつも通りにね。

今日のお昼ご飯なんだろう…はっ！？戦闘開始なのだ！？

戦わねばならんかのー。みんななかよく、が一番なのじゃが…

思ったほどじゃなかったわね

ふぅ…勝てたわね、とりあえずは。慢心せずに次へ行きましょう。

いえーい勝利っ！お腹すいたねー？

これに懲りて、おいたはやめるんじゃぞっ！

もうここに用はないわね

後戻りはできないみたいだし、先へ行きましょ。

しんぐーん、かいしーっ！

れっつごー陰○師！どんどん先に行くのじゃー！！

…まぁ、タダより安いってことはないでしょ

何か見つかったみたい、使えるものだと良いな。

ちゃられりーん！これはいいものだーっ！！

ほゃ。これは…何かに使えそうではないかぇー？

………心地良い場所…

気分が楽ね。こういう場所ばかりだと良いんだけど…

ふふん♪今日のご飯は何かなー？

こんな良い場所じゃ！お昼寝とかどうじゃろっ！？

うわあああああああああ！！？？
なんかいなかったか！？なんか！！

リンはここなのですっ

　最初の「まあいいか」は、いい意味での諦めを指します。

　松下電器時代、上司に怒られることはたくさんありました。漫画家になってからも、常に順風満帆で、最高の作品を連続して描けたわけではありません。周囲の人とちょっとしたトラブルになることもあれば、「良かれ」と思ってやったことが、かえって反感を買ったこともあります。

　そんなとき、とにかく僕は「まあいいか」と思うようにしています。

たいがい人は「どうにもならないこと」をくよくよ悩んでいるものです。「過ぎてしまったこと」「起こってしまったこと」にいつまでも怒っている、というケースも多いのではないでしょうか。

　でもそれは精神衛生上良くないし、そもそも時間と労力の無駄遣いではないでしょうか。