『HARVESTFES』

すごく楽しい！なんて素晴らしいんだろう！
おいしいものを食べるっていうのは生きていく上でとても重要なことだと俺は思う。腹は満たされるし、幸せな気分になれるし。
今日は一揆参加者が行っている「HARVESTFES」なるものに参加している。あれだ、収穫祭だ。そこらで、いろんな食い物や飲み物が振舞われていて、ずっと目移りしてしょうがない。キノコや果物もあまり見ない種類のものまで色々とあって、見ているだけでも結構楽しい。
この時期は村でも冬に備えて狩りとかよくやってたなぁ（よくサボって怒られてたけど）。


でも、まさか一揆に参加してて、収穫祭に遭遇することになるとは思わなかったけれど。あぁ、でもこの前は「サマバケ」とかやってたしなぁ。

相手の問いにこくこくと縦に頷いた。

相手の言葉を聞き迦楼羅とポプリはお互いを見た。

グノウが下に居るエンブリオ達を見れば、エンブリオ達もグノウの方を見上げる。
だが、グノウの方は小首を傾げる。

少し目を伏せるようにそう言った。

続く言葉を一瞬驚いたような、でもすぐに目を閉じ考えるようにして

　「川の残る間に箸を渡す」
　その言葉を聞き、ゼゼはほうと小さく唸る。

　酒盛りは歓迎である。そうやって酒を持ち出せる場があるといいものだ。

　日の光で輝く森。雪の積もる静かな空間。
　どちらも容易には想像できぬ光景であり、それゆえに興味深い光景であると思えた。

　寒冷地で動きは鈍るだろうが、一応狩りの心得はある。どうにかなると思いたい。

鍛冶師ではないとは言え、
自分の仕事ぶりが気に入られるのは誇らしいらしい。
少しだけ口の端に笑みを乗せてみせた。

それからヴァルの問いには、ああ、とひとつ頷いて。

興味津々の彼の様子には、幾らか考え込んだ様子を見せてから。

それでも強いて挙げるなら、と一つ前置いて、

と、世界についてというよりは個人的な話題を二つ、ぼんやりと挙げてみせた。

　色々複雑な感情のこもった肩ポムを受け、ほろりと溢れる涙一粒。
　優しさが痛い……。


　弓に関する話に変わればちょっとホッとした顔で答える青年である。

　肩を竦めつつそんな呟きひとつ。