魔法の副作用で背が縮むとか、逆に背が伸びないとか…もしかして坊っちゃんはそういう副作用があるのではないかと、ふと心配になってきました。

あまり屋敷から出なかったりしていたせいか、知らない人にはあまり慣れておらず…ということが多かったのですが、今は解消されたように思えますね。
アリエスさんとは見た目の年齢が近そうなところもあって打ち解けやすかったのかもしれませんが…

それはちょっと…考え物ですね。せめて転んだときの受け身だけでも…

…大丈夫、ではなかったですね。消えた分も書き込まれた分も膨大な量で、普通に頭おかしくなりましたよ。というか、ならない方がおかしいですよね。

私一人じゃなかったですよ、そういう風にされた人は。
リスクは大きいですが成功したらどの分野でも即戦力になりますからね、多少まともじゃなくなった人格どうのを横に置いたとしても。

今はそれを使って仕事していますけれどね、やろうと思えばどんな仕事でもできそうではありましたが…

最近はあんなもんですけれど、最初はかなり反発されましたよ。従者なんか要らない、認めないと。

……趣味、ですか？私の記憶の話もあれですが、アリエスさんの年齢の話もなんだかあれですね。
師匠と呼ぶ人を信頼してるからいいものかもしれませんが…

そういった表情もされるんですね。まあ、でもそうですね。好意を寄せてる人なんかには見せられないかもしれませんねぇ…

なるほど、そんなに痛いのならば覚えて無くてよかった…のかもしれないですね
いい国になってもそれを維持し続けるのは容易なことじゃないと思うと、アリエスさんがおっしゃる通り皆がんばっているんですね。

私の…つまりは坊っちゃんの住んでいる今の国ということですね、平和ですよ。一応、戦争等もなく。
ただ、まあ綺麗事ばかりの国ではありませんが…。今まで行った国の中では平和な方だと思います。

きゅーー…

ぬこが怪みっしゅってなんなんみ！！こんなみ…

かーわ

みっ

しゅなぬこを、ぬこを！よくも怪みっしゅと言ってくれたみね！

おめーみはぬこの制裁をうけてもらうみ！！！覚悟はみーか！！！

きゅーー……だ……だぁ…め！！！

あー・・・えっとね。一応、伯母さんだけには連絡ついたんだよね。
世界間通信、だっけ？1回だけ、使えるチャンスがあったからその時にね。

だからお母さんやお父さんにはきっと無事って伝わってると思うんだけど、
友達とか、学校の先生とか、後は従兄弟のお兄ちゃんとかには伝わってないと思うんだよね。
伯母さんに連絡ついた時、お兄ちゃんもまた行方不明になったって言ってたし。

お兄ちゃん、10年前に一度今の私と同じように別の世界に飛ばされて、
しばらくして帰ってきたって言ってたし、何か昔の自分を思い出して必死に探し回ってそうなんだよね。
・・・それでまた別の世界に飛ばされてたりしなければいいけど。

本当？じゃ、楽しみにしてるね！

・・・えっ、毒入り・・・？

引っ張りだこ、と言うよりは当事者だったみたいだけどね。
詳しい事は知らないけど。

えーっと私の住んでた所は和菓子とかが結構多かったかな。
御饅頭とか、後は羊羹とかね。
勿論、ケーキとかクッキーとかそう言うお菓子もあったけど。

あ、御饅頭とか羊羹ってのはね・・・。

捨てるってのは未練ないとおもうしね。
売ったら、誰かが大切にしてくれたらいいんだけど
捨てられる事もあるわ…。

いやいや、儂は"えっち"などというふしだらな行為とはとても縁遠い存在じゃぞ？
そうじゃな、言うなれば儂は快楽の探求者。いや、求道者と言ってもよいかも知れぬ。
この地獄の如き苦界に天上の悦びを降臨させんがため、神の摂理に挑もうとする使徒なのじゃ。

すごい、のかのう。今振り返ってみれば、そなたの国より大分混沌としておるようにも思うが。

はは。一番上になったならば、自分より下の者を頑張らせるようにすれば良いではないか。
そなたが上を手本にしたように、下はアリエスを目指して登ってくるのじゃからな。

…………。ちっ。

龍脈とは、大地を流れる世界の気というべき流れのことじゃの。
外壁には、おそらく大地から吸い上げた力を、魔法陣で循環させておるのではないかな。
気だけでは人は扱えぬ故、魔術師が魔力に変換しておるのではないか、と思うのじゃが。
そなたの魔術知識ではどうなのじゃ。国ほどの規模でなくとも、自分の家を守る結界と似たようなものじゃろう。

よかった、まだちゃんと本を読んでおるのじゃな。
うむ、わかる。世界が違えば、言語体系もまったく違ってしまうからのう。
そういえば一応魔法使い、でもあるのじゃったか？　なら魔導書の類も読んだりするのかや。

はは、さっきは面倒くさそうだと言うておきながら、やはり祖父君を尊敬しておるのじゃな。
上に立つ者が苦労してくれるからこそ、下に生きる者達は安心して暮らせるというものよ。
もっとも儂なら、そんな重責は放り出してしまうじゃろうがな！　神の一件で、もう懲り懲りじゃ。

なるほど、細胞を活性化させる系統の医療魔法なのじゃな。
付与も錬金も扱ええ、滅菌を行える。しかも腕あ千切れた程度なら一人で治せるのか。たいした腕前じゃのう！
いつかは細胞増殖もそなた一人で扱えるようになる気がするな。ふふ、やはり魔術師にしておくのは勿体ないな。

ふむ。しかし、細胞を活性化させるということは、変質させることも出来るのじゃろう？
そなたは素直じゃから、禁止されたことを鵜呑みに信じておるのかも知れぬがな。
例えば、寿命の短い特殊な人狼を、長生きさせる方法など探して見たいと思うことはないかや。

呵々。それはな、儂がそなたを化かしておるからよ。
正体を悟られぬように、相手に合わせて姿形と性格を偽っておるのさ。

ま、だからといって平和が嫌いというわけではないぞえ？　縁側でのんびりするのは好きじゃからの。
じゃが儂から云わせてもらえば、そなたはもはや充分以上に堕ちておる、と思うがのう。
安穏とした故国を捨て乱れた国を徒歩で巡り、癒す力に飽きたらず傷つける力まで求めてしもうた。
それで、まだ自分は平和が好きと云うのかえ？

ふふ。なるほど、特別扱いは嫌いか。
普通でしかないことを嘆く者も多いというのに、贅沢な悩みじゃの。
だが、まぁ安心するが良いさ。儂にはそなたが、年齢相応の可愛いらしい子供に見えておるからな！

世の中には不思議な者が居てのう。
突然目の前に現れたかと思えば、おもむろにコートを脱いで粗末なものを見せつけてくるのじゃ。
アリエスよ。そなたは、そうなってはいかんぞ？　裸になるのは風呂と愛しい相手の腕の中だけにしておけ。

……いま、何か引っかかったかや？
そういえば、そなたの国は宗教的ではないという話をしておったな。とすれば聖職者などおらぬ、のか。
もしやアリエス。そなたの属する神殿では、傷の世話だけでなく下の世話もしていたもではあるまいな……。

それもそうじゃな。
師匠も、そなたに助力する理由を話そうとせぬのじゃろうし、真相はあえて隠しておるのじゃろう。
知らずともよいことなのか、知られたくないことなのか、それは解らぬが……。

いや？　兄もまた、弟や妹にえっちなことをしたりキスをしたりするものじゃぞ？
儂は兄になったことは無いので知らぬが、そういう本が出回っておるところを見るときっと常識なのじゃろう。
うむきっとそうに違いない。つまり、儂がそなたを抱きしめるのは合法ということじゃ。

その王も、もう倒されて一揆は終息に近づいておるという噂もあるの……。
ある意味では、この世界にようやく平和が訪れようとしておるのかも知れぬ。

そうそう。下手な治療術師ばかりが集まって、活性化した細胞が悪性に変異するようなものじゃからな。
そういうわけで昔の故郷は魔窟と化しておってな。魑魅魍魎が跋扈し放題じゃった。
もっと今では、そなたの故郷に同じく、医療の発達した落ち着いた国であるがの。

お、おう。案外と、師匠相手に辛辣ではないか。
もしやだいぶ、鬱憤でも溜まっておったかや……？

そこまで変態な相手をして、邪悪じゃないと断言できるのも凄いがの。
しかし気になるな。神が嫌い、か。
普通に尋ねても同じ反応をされそうじゃからのう。どうにかして理由を聞き出したい処じゃが。

確かに、人はいつまでも子供のままではいられぬ。いずれ大人として、独り立ちせねばならぬ時が来る。
じゃが、大人などというものは心の持ちようにしか過ぎぬと儂は思うぞえ？
そなたの師は大人か？　そなたは玩具を片手に騒ぐ子供と同じ子供か？
儂からすればな、大人などというものは、単なる覚悟の問題でしかないような気がするのじゃ。

羨ましいに決まっておるではないか！
多感な年頃の男の子が恥じらいに顔を赤くしながらありのーままのー姿を見せるーのよー。
犯罪でなければ眺めて愉しみたいに決まっておる！　……もちろんやらんがな？　儂は犯罪者ではないからな？

おやおや、何を想像したのかのう？
ちなみに、あやつは喉のあたりが弱いぞえ。ころころとくすぐってみるといい。

教えたことを反復するのが勉強というものではないか。
遠慮はいらんぞえ、アリエス。そなたは素晴らしい努力家でじゃ、ヤれば出来る。

……つまらん。
あけすけに挑発してやったというのに、ちっとも動じてくれんとは。

名乗っておらんかったな。我が名は"鼓"じゃ。
既に色々識られていそうに思うが、まぁ妖狐に属す木っ端の怪異よ。
師匠という名も、エルフという名も、そなたを示す銘ではあるまい？　偽名でよいが、呼びやすい名をくれぬかえ。

そなたのことは、少年を通して聞いただけに過ぎぬがな。
姿を隠していたところ、わざわざ出てきてくれたのに都合があるので喋れない、という。
つまりそれは、儂が感じていた疑念がだいたい事実だと思うて良いのかや？

直接会うしかないわけか……向こうも寂しがってるだろうね。
アリエス君は寂しくないの？

あ、女人禁制とかそういうんじゃないんだ。
職場恋愛……ちょっと違うかな、これだと。そういうのはあるの？

うーん、でも15だよ？　長年の伴侶になるわけだし……

「ぺーん！」(やっちゃうよー)

やだな〜。

よーし始めますか！

働きたくないでござる〜

ほう、私の相手をする・・・と？

「ぺん！」(余裕だったね)

みんなだいじょうぶ？怪我してたらこっちきて〜。

はっはー、どんなもんだい！

さあ、次へ行こうか！

「ぺんー」（あっちいこー）

どんどん進もう〜。

さぁさぁ！！れっつごーですよ！

「ぺんぺーん」(いいものひろっちゃったー！みてみてー！)

あれ、これなんだろ〜。

何かな何かな！

「\ぺーん／」（ここをキャンプ地とする！）