「自身じゃ確認以前に認識すらできねぇだろうから
ロックされてねぇ第三者が介入しない限りは相当厳しいだろう。
その"世界"から立ち去れば影響は消えるから全体的なリスクは確かに軽い方だろうが
重要な項目にロックが掛かっちまうと滞在中の行動に支障が出るし…考え方次第だろうな、そこは」

「"世界"共通の名称を洗ってみるのも面白いかもしれねぇな。
前に挙げたバナナだってそうだし、意外とどの"世界"でも同じ意味だと思っていたら
実は全く違うモノだったってのが結構な量見つかるかもしれねぇぞ」

「脱落者が多い方がいいケースってーと…何だ？
今んトコはそこまで考えなくてもいいと思うが、そういう状況が迎合される時ってなぁ
かなり切迫してる場合なんじゃねぇのかね」

「まぁ最終的にハズレだったりすると凹むが
ここ数日で一概にハズレと言えなくなってきた素材が増えてきた感じがするな。
強化度合いが不明の付加効果が続出してるが、合成術で上手く組み合わせれば
今まで手に入らなかった能力も作り出せるって話だ。物々交換も主流になってきてるし
積極的に取引していけばより理想に近付けるんじゃねぇかな」

「なるほど。経験があるのとないのじゃあ
予測可能な状況の範囲も全然違うだろうな。何かあったら助言期待してるぜ？
…そういやこの"世界"では、外の"世界"から来た連中の大半は元々あった力を出せてねぇらしい。
恐らく力がこの"世界"に適した形に上書きされちまうんだろうな。コレもこの"世界"の"理"か…」

「俺ぁ安全を確保するなら恐らく3体が限度だな…
たった1人で5体6体まとめて相手できるヤツらにゃ舌を巻く思いだぜ。
…だがそういう連中も目測誤ってんのか知らんが、明らかにわざと負るようにゃ見えねぇ状況で
思いっきりブチのめされてんのも時々見るからなあ…割と薄氷なのかもしれねぇな」

「とか言ってたらもう次が来たな。早えぇモンだぜ…
…あぁそうだ、俺ァ常にああいったやり方で募るつもりだ。
なるべく分かりやすくしてるつもりだから、踏まねぇように気をつけるこった」