おもちをこねる機械でこねられているおもちを
しゃもじでペチペチするコミュニティです。

他にもいろいろしていいと思います。
ただ、おもちには敬意をはらいましょう。

おもちとしゃもじのアイコンはご自由にお使いください。
おもち→https://dl.dropboxusercontent.com/u/61804981/ikki/omoti.jpg
しゃもじ→https://dl.dropboxusercontent.com/u/61804981/ikki/syamoji.jpg

※2015/2/26　新たなアイコンが追加されました。おもち運びロボ。ならびにおもちノイドです。ご自由にお使いください。

※当コミュニティは以下の動画に強いインスピレーションを受け作られました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm9351902

　目を覚ますと、私は見知らぬ部屋に倒れていた。
　その部屋は壁も床も天井も不思議な白い素材で作られており、広さはちょっとしたコンビニ程度だろうか。部屋には何もなく、窓はおろか出入口すら見当たらない。
　ふと見上げれば天井に照明器具すら無く、部屋の白い壁そのものがぼんやりと発光しているらしい事が分かった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『お目覚めのようだね』


　古い拡声器を思わせる、聞き取りづらい音声。かろうじて男の声という事は分かった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　『これから君にはゲームをして貰うよ』


　何を言っているんだ。ここは何処なんだ。お前は誰なんだ。何が目的なんだ。聞きたい事が多すぎて言葉が出てこない。そんな私の心情を知ってか知らずか、彼は言葉を続ける。


　　　　　　　　　　　　『さぁ始めようか。おもちの部屋からの脱出ゲームを』



　　　　　　　　　　　　ＭＯＣＨＩ　ＧＡＭＥ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　THE MOVIE

だが次の瞬間彼が見たものは成層圏まで届こうかという巨大なマシュマロ。
かつて地底人が残した壁画に描かれ『何も描かれていない壁』と名付けられたあまりにも大きすぎる白肌であった。
それから更に一千年あまりの時間が過ぎ、溶けたマシュマロは地表を覆い尽くし、地表を覆い尽くしたマシュマロは冷えて固まり、冷えて固まったマシュマロの上にキャンディー星人が新たな文明を築き、年老いたキツツキは失われしあの日を求めてココココンと地面をつつき、苦い薬は全てシュガーコーティングされた。
パンはきっとおいしくなっている。きっとおいしくなっている。