■エクソシストの断片記録Ⅷ

・聖遺物の子に教えた教育は順調である。
　未だ言葉として発音はしていないが文字としては日常程度の文字なら書ける様子。
　これで筆談という形だが明確な意思疎通ができるようになった。
　とはいえ自分は言葉にしたほうが早い面もあるので片一方的な形だが。　

・そういえば旅の方の環境は少しばかり変わりそうだ。
　具体的に言えば連れという名の旅の友が出来る。
　彼女が言う通りなら武器を使う物理直接攻撃タイプらしい。
　攻撃力的な面が不安だった自身にとっては朗報である。

・PSはまた予想通り減っていた。
　減った額を考えるとおそらく３桁になった。
　近いうちに行き先はわかるといったがろくでもなかったら全力で殴ろう。
　硬い彼女は自分の力では壊れはしないだろう。

・一揆の方は露出している兵士と接触、戦闘。
　同数の性か、自分の力が上がったせいか前の兵士よりも楽に終わった。
　何かブツブツ言ってたがきにしないでおこう。

・そういえばカッパのお陰で水に困る要素が少し減った。
　彼…かは判らないがどうも水の力に秀でているらしい。
　さすが河童と居た所か。
　聖水も使用を控えてきたがこれで少しは使用もできるかもしれない。

　…とはいえ楽観視もできないだろうが。

・進路先は待ち合わせの為一時的に森に。
　どうやら聖遺物の子も気に入ったようで興味深く色々見ている。
　そこでしか見られない動物もいるようだし来てよかったかもしれない。

・そういえば聖遺物の子が角が生えた馬の絵を描いて差し出してきた。
　思い当たるのはユニコーンだが…此処に居るのだろうか？
　居たのなら語学の為に見てはおきたいが男の自分で出会えるのだろうか？