それにしても、旅先でオリビンちゃんみたいな可愛い子にコナかけるなんて、
むにちゃんったらプレイボーイね

…ボーイ？

一人に決めないあたり優柔不断なのか、器が大きいのか

まぁ、私はそれでも一緒にいたいんだけどね。
独り占めするつもりもないし

じゃあ…いくよー

…うまくいくよね

まかせてー！！

無事に成功すれば、ひろいお風呂が待ってますからね

くー殿、なかなか庶民的な喜びにも造詣が深そうでござるな

おぉー。

…なんか、思ったより地味だね？

ハデにやってモンスターの群れに気づかれたら、
むにちゃんの宿のご近所がすごいことになっちゃうわよ

あまり大きな生き物は通れないようにしてみましたわ

あ、なるほどね

……これ、ほんとに宿の近くにつながってるんだよね？

トンネル空きっぱなにしとくから興味あったら来たら？

最後までこのノリか！

妖精の中居さんがいっぱいの温泉宿ですよー

乗っ取る気満々だ！？

むに殿！お背中お流し申す！

サウナ住んでいい！？むしろボイラー！！

外の世界…興味深々です

あーもう勝手にしろー！！（やけくそ）

さて……ゆっくりできるのも今が最後でしょうから今の内に。

短い間でしたが、よい日々を過ごすことが出来ました。
この二ヶ月、同伴いただきありがとうございました。

私はこのメルンテーゼの地に留まります。
またいずれお会いしましょう。

いざこの世界を離れると思うと名残惜しいものだな・・・。
だが、私達には新しい世界が待っている。
次の世界ではどんなことが待っているのだろうな・・・。
まあ、ムーニアにとっては、馴染みの世界だろうが。

ふふ、これは嬉しい誤算だった、ということでしょうか。
想定していたよりも、再会の時はずっと早いのかもしれませんね。

……ムーニア、この二ヶ月本当にありがとうございました。
あなた方が目的の地へ無事辿り着けることを、メルンテーゼの天に祈っていますよ。

どうかお元気で。妖精たちも、あまりムーニアに負担をかけ過ぎないように気をつけるのですよ。

わたしも小さくなってむにちゃんの身体寝争いに参加してみようかな・・・♪

一回試してみたいけど・・・やり過ぎちゃいそうだからまた今度にするわ。

さーてー、そろそろむにちゃんのところに行こうか。ちゃんとつながってくれればいいんだけどなー

まー、そこはラホが何とかしてくれるでしょ。

あれで約束したことは絶対守ってくれるからね。敵に嘘を付くことはあるみたいだけど。

帰る所までは手伝うけどとりあえずわたしは帰ろうかしらね。久しぶりに長く出かけちゃってたし

それじゃあネクターもってゴーゴー

ほんとうに楽しかったよ…
逃げ回らずに暮らせる日が、くるといいね…

助けが必要なときは、いつでも呼んでね…！

ムーニア、お前との旅も、振り返ってみると短いものだったな。
だが・・・。この旅で、私は、かけがえの無い、たくさんのものを手に入れたと思う。
自分の存在意義もわからず、死に場所を求めるように騎士ぶって彷徨うだけだった私が
自分の存在を認め、宛もなくすがるだけだった騎士道に本当の意味を与えてもらった。
・・・お前に守られる事のほうが、多かったかもしれないが。

そして何より、ムーニア、お前に出会えた。
これから行くお前の居た世界では、私は騎士では無くなっているかもしれない。
正直、戦乱のない世界でどう行きてゆくのか考えたこともなかった。
だが・・・。
お前と居られる世界なら、どこでもどうやっても生きていける。そんな気がするんだ。
お前と共に宿屋の女将をしているかもしれない。
もしかしたら用心棒になっているかもしれない。
どんなふうになったとしても、私は、お前とともに、生きていきたい。

そうだな・・・。死が、二人を分かつまで・・・。

皆と肩を並べて戦うのもこれが最後ですね。

これが終わったらいくらかはお別れだな。

メルンテーゼに残る者としては旅立つ者達のために
これを勝利で飾って見送りたいものです。
出し惜しみ無しで行きましょうか。

どーーーーーーーーん！！

さすがうーちゃん、陽動させたらピカ一ね

おでこだけに！？（ピカッ）

…このいちいちウザいのがたまにキズだけど…

さらっと毒吐いたでござるな、くす殿…

避けては通れんか・・・。仕方があるまい。