（今月は多忙期間につき簡略(ry ）

避難先で何やら河童っぽいナマモノと喋る巻貝が襲ってきた。
巻貝の混乱が少々厄介で怖かったが、何とかこれらを撃退する。
決着が着き、ほっと一息吐いてから毛玉兎達は次の場所へと進む・・・。

・・・・・・・・・・・・

水辺を沿い、暫く進んでいるとバシャバシャと水が跳ねる音が聞えた。
何だろうと毛玉兎は視線を音のする方へと向けてみると、浅瀬の川の中で水浴びをしている人影が見える。
周囲の木々からの木漏れ日が透き通る川の水で乱反射して、そのシルエットの背の一部を照らす。
肝心の顔は日陰で隠れており、今の位置からでは視認できない。
ただ、反射する光に照らされたその背中は引き締まっており肌も白く見えており綺麗だ。
遠くから見た感じでは人間の女性が水浴びをしている様に見えた。

こんな所に人間の女性が・・・？一揆参加者の方だろうか。
しかし仮にも敵が蠢く陣地内で、自分達がここまで近づいてる中で水浴びとは少し無警戒過ぎるな。
こういう場合は襲われても自己責任として無視をして先に進んでもいいだろう。
だがそれで本当に襲われて死なれても少々夢見が悪い。ここは忠告でもしておくべきか。

そう思った毛玉兎は暢気に水浴びをしている人物の近くまで近づいていく。
それにしても、ここらの水辺は日陰が深いせいか。
かなり近い距離まで近づかないと胸から上辺りが影で隠れて確認できない。

ふわふわと浮遊しながら砂利と岩の地面を越えて対象まで大分近づいていき、
そろそろ声をかけても聞える距離に到着するとその人物に声をかけようとして──

不意に水浴びをしていた本人がくるりと振り返る。

そこで初めて、その本人の全貌を視認する事が出来た。
背だけで女性だと思っていたその人物は実は女性ではなく、
金髪のカールされた"髭"が特徴とした何処を如何見ても人間の男性だった。

・・・・・・何を思ったか。毛玉兎は何のショックで地面を叩く。
地面をバンバンと叩く毛玉兎の様子を、妖精二匹はじと目をして呆れていた。

そんなコントをしていると、水浴びをしていた男性が何か奇声を上げ始めた。
どうやらあの男性はこの世界を守る兵士だった様で、一揆参加者の毛玉兎達を敵を判断したみたいだ。

奇声を上げながらその兵士の男性は川の水を掻き分けて、毛玉兎達へ襲い掛かってきた。

・・・・・・下も何も着けてない真っ裸の状態で。

観客総動員のスタンディングオベーションで盛り上がる事必須な素晴らしき
ミラクルシューーーーット！
観客が毛玉さん一人だけだったのが至極残念。

などと楽しんでいるのは背後と運命の神様だけで、妖精当人には不幸以外の何でも無かろう。

マタタビの効果が切れたのであろう。
猫は、ぐっすり夢見て眠って目覚めたらお腹も何故か膨れてて、すっきり満足顔で顔を洗い始める。



「ごっくん」以降、猫の口内からスィーちゃんの声は聞こえず…リューンちゃんの時のようにパタパタ動く手も見えず……

黄金のストレートでスィーちゃん気絶してて、飲まれないように抵抗できなかったみたいだね☆ミ　テヘペロ

毛玉さんを(許されるなら)毬付きみたいにぽふぽふふわふわ堪能しつつ、手遅れな質問をしてる。

と、突如、猫の顔色が変わった。ケモジャで顔色変わったかどうか見た目じゃ解らんが。
＊以下不快表現注意

苦しげに咳込んだかと思うと、猫、吐き戻す。
正規の御食事で食べたカリカリと思われる残骸に混じって、モザイク処理してあげたくなるドロドロまみれの緑っぽいコも五体満足無事(?)な状態で吐き出され。

猫、散々忠告されていた、蝶の鱗粉毒で軽い食中毒おこしたよーです(´;ω;｀)