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No.1496 庭の片隅 | INDEX >> | |
[設立者] ENo.1496 ヤール |
参加者からのメッセージ |
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はにかんで顔を逸らした先、幽かに揺らぐ微笑みと視線が合った。
若者はどこか人ならぬ無雑の声音で淀みなくそう答え、 フィガロと写し鏡をするように瞬ぎを返した。
それは他意無き純然な問いだった。ヤールへと振り返る。
花の側まで近付くと跪き、手袋のままそのひとつを手折った。よくよく目を凝らし観察する。
次にヤールかフィガロが何かの答えを出した後、 若者は花を摘み取り、庭を後にするだろう。 ふと目を離し、カミユの顔を見ようとして—— そのまなざしが肩の向こうへと僅かにずらされた。 立ち上がり、彼の美しい瞳と目線を合わせようとする。
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参加キャラクター : 7名 |
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