「…荒野に出たもの達は、まだこれといって何かを発見したとか
誰かに遭遇したとかいうのはないようだな。嵐の前の静けさという事だろうか…」

「あそこは荒野のウェスタンだ」

「それ以上いけない」

「うーむ、やはり炎といったら"彼女"かのう。
既に何度か相対しておるようじゃが、アレでまだ本気ではないという事なんじゃろうか…」

「あの辺一帯はもう既にマップ兵器の撃ち合いみたいになってる気がするけどねｗｗｗｗｗ」

「え、ヒールスポンジって使うとリラクゼーション効果のあるスポンジの事じゃないの？ｗｗｗｗｗｗ」

「風呂場辺りに置いてありそうだなそれ」

「ちょっと高級な感じのいい香りがしそうね」

「…ヒールスポンジになるケースもあるようじゃが
敵側が高火力かつ吸収能力を備えており、味方側の防御性能が極端に低い場合が
より顕著らしいのう。幾らダメージを与えても、それを帳消しにするほどの攻撃を
防御力の低い味方に浴びせて何事もなく復帰するとかいう話じゃ。
それが原因で例の女忍者などは随分と疎まれておったらしい…何とも理不尽じゃな」

「ちょっと前だと自分の攻撃力が低いと相手を回復しちゃう幻夢とかいうデバフを
掛けられてるにも関わらずバカスカ殴り続けて顰蹙買ってたヒトがいたね。
前歯折れろとか恨み言言われてたよ確か。大変だよねぇ彼らも」

セイレーンからキューティーメイドに変化した結果…
・姿形：メイド服を着ている…ではなく、オイラン風の高級そうな着物を纏っている
・人格：ご奉仕傾向になる…のではなく、結局いつもと変わらず
・技能…セイレーン固有の「歌唱」を喪失し、キューティーメイド固有の「奉仕」を獲得する

ほかの　せかいに　ひなん　したとして　そこで　エンブリオが　やっていけるか　あやしいから　とか？
この　いっきも　エンブリオが　いないと　せいかつ　できないから　おこった　わけだし…

ぼくたちの　しゅぞくだと　けいやく　してから　ちからの　つかいかたを　おぼえるのが　ほとんど
けいやく　しなくても　そのへんの　とりと　おなじように　くらすなら　もんだい　ないと　いえば　ないんだよね

うーん　ぼくの　ところも　そんなに　なかの　わるいのは　いないから　くわしくは　ちょっと…
でも　そういうのが　もんだいに　なった　はなしを　きかない　あたり　そういう　しくみ　なのかな？

ずるりと、何かが影を落とすその場所から、泥のようなモノが這い出てくる。
闇の力を蓄えたそれは、さながら泥闇といったところだろうか。
ゆるりと、それは形を取り、人型を形成する。