「おお　コミュぬしよ　(チキレに)まけてしまうとは　なさけない」

「いやちょっと早めの盆休み取ってただけじゃし？」

「それは最早苦しいとかいうレベルを超えているのでは」

「今までは何とか間に合わせておったが初の黒星が付いてしまったな…
こんな事では一揆も成就せんわ、気を引き締めて今後はこのような事が起きぬようにせねばなるまい」

「モノは使いよう、と言うが、一見何の役にも立たなさそうなものでも
職人の手に掛かれば強力な逸品に化けるというのは世の常じゃからのう。
本当にゴミとしか形容できぬ道具…いや、ゴミ、から何かを作り上げる彼らの手腕、器用なものよの」

「じゃが道具袋は日頃から整理せねば、ゴミ袋と呼ばれるようになる日もそう遠くはなかろう。
…森林や山岳地帯は民衆にとっては比較的危険な地帯じゃろうし、人の手が然程入っておらぬから
人工物ではなく木材・薬草・鉱石などのある程度決まった指針の材料を入手できるんじゃろうかの？」

「割と敬遠されるよねー食材って。最近はそうでもないのかな？
効果が判明した頃にはもう手に入らなくて、価値が高騰するまでがワンセット、な印象があるよ」

「…まぁ、その通りではあるな。勝てば何をしてもいいというわけではないだろうが
負けた時に地の果てまで追いかけられるような目に遭うのは避けたい。
結局のところは、勝てばよかろうなのだ…だな」

「近頃の"らのべ"の登場人物の設定を聞くに、言うほど酷くはないと思うけどなー。
いや"らのべ"知らないんだけどねｗｗｗｗｗｗｗ　そういやキミ確か本読んでるんだっけ？"らのべ"知ってる？
ていうか、そこから話を膨らますのが『いいんじゃあないか…』」

「尻尾か…見た目通り蛇行するから移動に不便になりそうだなあ。
となると…首か、鬣か、角か…角飾りってポピュラーだと思うけど、ボクが付けたら雷撃つ時黒コゲになりそうだ」

「艶のある黒羽、キレイじゃないの。私は好きよ。
そう、アナタ達は山岳方面に棲んでいるのね。今度山登りする機会があったら探してみようかしら。
人の棲んでいる方に降りてこないなら見かけないのも納得ね。アナタ達は契約って滅多にしないのかしら？」

「うふふ。堅っ苦しいのは他の竜種に任せるわ。一体ぐらいこんな感じのがいてもいいでしょう？
…けど、ドレイク種の中でも私みたいなのは珍しいかもしれないわね。大抵はアナタが想像しているような感じよ」

「あと私達ドレイク種は"亜竜"って言ってね…見た目はこんなだけど正統な"竜"じゃないのよ。
だから他の"竜"からは下に見られてる感じかしらね。私は気にしないけど、彼らのプライドの高さと頭の固さは半端じゃないから…
普通はアナタのように判断するでしょうし、私の事は何て呼んでくれても構わないけど
他の竜種が居る所で私を竜呼ばわりするととばっちり喰らうかもしれないから気をつけてね？」

「ああ、例に漏れず我も対象に入っておるそうじゃ。あまり表には出さんがの。
我とあやつは同じ契約主の下におるから、多少は気を許してくれておる…ハズじゃ。多分。
他のものより強く当たるのはあやつの性格故の裏返しじゃろうよ」

「…何コソコソ喋ってんだよ。
俺がここに居る事に何か文句でもあんのか？」

「お主がシャイボーイだという事を教えておったんじゃよ」

「…いつか齧るぞ、覚えてろよ…」

「ふーむ…やはり結論としては脚飾り程度のごくごく軽装なものに限られるか。
いけるものかと思ったが、鳥の事は鳥類種であるガスティ殿が最もよく分かっておるじゃろうしな。
…飛ぶものとして共感できる部分はあるかと思っておったが、よく考えたら我は浮いておるだけじゃったわ」

「そうか…ガスティ殿の種は、今はエンブリオと人々との理想的な共生関係にあるようじゃな。
…この一揆はヒトだけでなく、エンブリオとヒトとの今後の関係をも決める戦いでもある…
と、あるものが言っておった。我らも為すべき事を為さねばな」

いちおう　なかよく　しようと　がんばっては　いる　けど…　ちょっと　あいてが　わるい　かも
まあ　とんでる　ときに　ならんで　みても　いやがられない　ていどには　なれた　かな

さいしょは　やりすぎたけど　そのあと　ちゃんと　ちょうせつして　くれる　あたり　いい　あいぼうを　ひいた
むらの　なかまには　そのへんが　ゆるくて　けんこうかんりで　くろう　してるのも　いるし…