「一日が長く感じる…」

「日が延びたからねー」

「そういう意味ではないと思うぞ」

「王の行方を掴めたものはまだおらぬか…
やはり戦力が十二分に整ってから、という考えで動いておるものが大半なんじゃろうかの。
王の下へ近付けば近付く程、警備は厳重になり屈強な親衛隊が周囲を固めておるじゃろうし
功を焦って下手を打つぐらいならば、じっくり地力をつけて臨むべき…か」

「とは言え向こうも私達が侵攻するのを
悠長に待ってくれるわけではないだろうからな。
エンブリオ探しもいいが目的は見失わないようにせねばなるまい」

「付き合いが長ければ尚更、共に戦いたいという気持ちも強いじゃろうな。
…聞いた話では一点特化で生命エネルギーを譲渡してもらっているエンブリオがいるらしい。
レベルにして70オーバーだと云われておるが、流石に驚異的な戦力になっていそうじゃ…
そこまでとは言わずとも、50もあれば攻城線を共にするぐらいならば可能であろう。
確保できる生命エネルギーも日々増えているという、契約主がエンブリオの吟味をある程度済ませておれば
少しずつ強化して貰い、いずれは肩を並べる日が来るのもそう遠い話ではない…かもしれん」

「そういえば先日、我らエンブリオが"造られて"いる…とかいう不穏な噂を耳にした。
何とも眉唾物で俄かには信じ難いが、目撃場所が王城敷地内の研究施設じゃというから
全くの虚妄ではないのかもしれん…いずれにせよ気分の良い話ではないな。
真相を知りたいところじゃが…我の居る場所からは1日2日では辿り着けぬようじゃ。
もし研究所へ赴くものがおったら見聞きした事を詳しく教えてくれんかの」

うちの　あいぼうの　ばあいは　ざいりょうの　つかいみちも　まよってる　みたいで　いろいろ　ためこんでる
ぜいたくと　いえば　ぜいたくかも　しれないけど　なんだか　もったいないような　きも…

かんたんに　こなせるように　なれれば　いちばん　いいんだけど…
そう　すぐに　じょうたつする　わけでも　ないし　じみちに　がんばるしか　なさそう

うん　はやさを　いかして　かくらんに　まわるのは　とくいでは　あるんだけど…
いまは　まだ　ビーストファングも　なかなか　あたらない　もっと　きたえないと

にんげんより　ながいき…　としを　とるほど　おおきくなる…　あと　とかげに　にてて　ひを　つかう
なんか　そのうち　ドラゴンみたいに　なりそうな　きが…

ふゆの　あいだは　なかなか　えものが　とれなかったけど　いまなら　とれると　おもう
あと　けいやくしゃとかじゃ　なくて　いっしょに　はなしてた　あいてを　たべるのは　ちょっと…