「どうにもここ最近時間の流れが不安定な気がする…」

「"現実を直視するのは暫く時間が経ってから"と提唱するものもおるな。
"世界"を"見る"のを事象が安定してからにすれば、不安定な世界に一喜一憂する事もなくなるじゃろう、と。
じゃが、まぁ、見るなというのは無理な話だとは思うがの…誰しも己の身に起きた事柄は気になるじゃろうし」

「うむ、元来持ち合わせている能力や技能である程度の差は出そうじゃが
契約主からどれだけ生命エネルギーを譲渡されているかが我らの強さに直結するからのう…
それに手合わせの際は契約主に極力手を出さぬよう取り計らってもらわねばならんし、簡単にはいかぬか」

「パラガス？あぁ、魔王とか呼ばれている者の事か。…パラ…パラライズ？ではなかったか？
まぁそれはともかく…恐らくじゃが、奴らがネクターを独占する目的の一つに
反抗勢力の行動を著しく制限させる意図も含まれておるんじゃろう」

「…もしかしたら本来は契約可能数に上限などないのかもしれない。
私もそれほど大量のエンブリオを従えたものの話は聞いた事が無いから何とも言えないが…」

「ネクターの慢性的不足により、住民達は日々の生活すら危うい状況だ。…と、聞いている。
もっと大量のネクターがあればより多くの契約を結ぶ事も可能だったのかもしれないが
一揆側が工面・配賦できたネクターの量では、激しい戦闘に堪え得るエンブリオは
1人当たり10体分留め置くのが限界だった…などとは考えられないだろうか？」

「逆に王城側は有り余るネクターによりエンブリオ契約し放題使役し放題で
常に一揆側よりも優位に立つ事ができるというわけじゃな。無論他にも善からぬ事を企んでおるじゃろうが…
…あくまで推測の域を出んのう。じゃが連中に好き勝手させては事は良い方向には運ばんじゃろうて」

もじの　ことは　あいぼうに　ばれたけど　なんとか　おおごとに　ならずに　すんだ
エンブリオには　エンブリオの　つきあいが　あるって　なっとくして　もらえたから
ここの　ことまで　きかれる　ことは　たぶん　ないと　おもう

れんしゅうに　つきあって　くれて　ありがとう　よければ　これからも　よろしく
あいぼうも　おれいを　いっておいて　くれって　いってた

いい　しょくざいが　なかなか　てに　はいらない　せいか　りょうりの　れんしゅうも　おろそかに　なって　こまる
あいぼうの　りょうりが　うまいと　ぼくも　ありがたいんだけど　ひつようかと　いうと…

ぼくの　ばあい　よく　とぶから　おちついて　じめんを　ひっかく　ひまが　なかなか　なくて…
こうして　ゆっくり　はなすとき　いがいにも　つかいたいから　もっと　なれないと

というか　あいぼうに　はなしたら　やっぱり　それぐらいまで　れんしゅう　しようって　いわれた
…べんきょう　するのは　すき　だけど　させられるのは　きらい…

ほかの　エンブリオと　きょうりょくして　だす　わざ　ちょっと　そうぞう　してみた
あとから　きた　エンブリオの　ほうが　すごい　わざを　もってて　まけそうな　きがする…

やさしさが　あるから　きびしくする…　うん　なんとなくだけど　わかる
ぼくが　すを　でる　ときも　らんぼうに　おいだされたけど　きっと　ああしないと　いつまでも　ヒナの　まま

…まあ　いいや　あいぼうも　おこったりは　しなかったし

うん…　おどろいて　くれたし　よろこんでも　くれたけど…
あんまり　がんばって　あいぼうを　きたい　させるのも　かんがえもの　かも