殺伐とした日記に救世主が！！
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ヽ|・∀・|ノ
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———よし、我ながら会心の出来…！（ドヤァ）

「……一体あなたは何をしているのかしら？」

———いや〜、何か前回の日記ボクの出番無かったし、何か内容もサツバツ！　な感じだったし、全くボクの出番無かったからね。
ちょっと華を添えたいなぁ、あわよくば出番アピールしたいなぁって気持ちがむくむく芽生えて、ドナ●ドつい描いちゃうんだ（>ω・）てへり☆

「あらそうなの。じゃ、ご褒美をあげなくちゃね」

———ご褒美……？　や……やったー！！　ボクにもついに報われる時が来たんだネ！
あ…でもボクどちらかと言うとおしおきの方が好みかなぁ、なんて。
……そうか、これはもしかしてボクの期待してたおしおきをやらないことで、結果としてボクに精神的ダメージを負わせるっていう高度なOSHIOKI！？
流石ねーちゃんっ！　ああ、もうボク…ボク……これからのことを想像するだけで、軽く高みに達してしまいそう……！
……ところで、さっきから何でねーちゃんは天使のような笑みを浮かべながら、手をバキバキ言わせて…アーッ！！





　ティーを締め落とした（？）後、あたしは日記を見てため息をつく。

「もう…よりによって何で油性マジックで描いてるのよ。消せなくなっちゃったじゃないのよ…」

———（暗くなっていた宝石に光が戻り）近くにそれしかなかったからやった、後悔はしてない。

「あら、おはよう。ごほうび（物理）は喜んでもらえたかしら？」

———あれがごほうびだって…！　こんなにボクとねーちゃんで意識の差があるとは思わなかった…！

「でも、嬉しかったんでしょう？」

「うんっ！（いきなり人化して、満面の笑みで）」

「ちょ…こんなどうでもいい場面で人化するんじゃないわよっ！　もっとこう…相応しいシーンとかあるでしょ！？」

「やー、でもさ。別に人化したからって、新しい技が使えるわけでもないし、魔力を無駄に食うだけだしさー。
出し惜しみとかしたってしょうがないしー？」

「ああんもう、この子はーっ…！　とにかく、この間の続き書くから、ちょっと黙っててくれるかしら」

「は〜い」

「……って、近くでじーっと見られてると書き辛いんだけど」

「え〜、いいじゃん。減るもんじゃないし」

「だ〜か〜ら〜！　もういいもん、書き終わるまで喋ってあげないんだから」

「拗ねーちゃん頂きましたっ」

　駄杖が何か言っているのを無視して、あたしは再び日記に筆を走らせるのだった。