おう。なんやかんやでお前さんとも差をつけられてるからなぁ……。
じゃんけんか……。どうなることやら。

なんか話聞いてる限り戦意喪失させてる、って感じでもなさそうだな。
案外自覚してないだけで歌に魔力があるとか、そういう世界なのか？
ああ、まあそうだな。
とりあえず並行して魔力注ぐのに協力してくれる奴も探しといて
損はないんだろうよ。

周囲より少しでも温度高いって羨ましいな。
うちの爺さんなんか頭が物理的に硬いぐらいだぞ

いやいやいやいや？　
細工とかヨシノリと半々ぐらいで協力しおうとるじゃろ？　コラボしとるじゃろ？

ふむ。サラマンダーも種類が結構おるからのう。
ノームもワシみたいな『はぁとふる』なのもおれば、頑固な岩みたいな奴もおるし。
ワシが知っとるサラマンダーの種は、火への敬いと恐怖を忘れず、向かい合い、観察し、共に在れば恩恵を与えてくれる。
気持ちなき者、忘れた者は容赦なく火の獰猛性を持って悲劇を招く。

そうでない者、こやつが穏やかな種であってそれに巡り合うたのは、
出力としては心もとないかもしれんが幸運じゃったのかもしれん。

まあ精霊とかエンブリオとか言っても、ノームにも爺さんみたいなのいるしな。

そんなことねえよ。喜ばせる、魅入らせるのはできるかもしれねえが、
人の感情を揺さぶって沸き立たせるってのは案外難しいもんだぜ。

お前さんはそれが仕事だと言ったが、同じ仕事でも結果には目指す先や方向性は案外多いってことさ。
でも、それが仕事だって言ったなら、後はお前さんに託すぜ。
わりいな、ちょっと意地悪言ったかもしれねえ。

んじゃあデータ取って提出するなら、準備の手間省けるように
いくつかワシの力も注いでおこうか？
太陽や闇の力が必要ならあそこの奴にも頼むが。

準備しているうちに、王が倒されそうだがな…。

…あぁ。竹や木材だけじゃ作品の幅が広がらないからな。

革を鞣して使ったり、骨を削ったりもするぞ？

あー、やっぱその辺りって他のヤツから見ると
ちょっと変わった感じに見えるのか？

知り合いだから、お互いに適当に仕事してるっぽい振りして
誤魔化すってのもあったけどね。
あ、これ内緒な

ん？あー、ま、ごくごくたまーにだけどね。
殺さない程度に止めない、なんてのは。例外、例外

そうだな、引くにしてもタイミングを見誤るとまずいからな〜

そういや、ライカって知り合いと一緒に一揆に参加してるの？
ひとり……って感じには見えないけど
。
引き上げるにしても、その辺りの兼ね合いもあるだろ

あ、じゃあ正装みたいなやつもけっこうキッチリしたデザインなんだ？
水着はともかく、そういう服を着てみたいとか思ったりしないの？

……お、おっきい。

……こ、怖かった。

な、なんとか、なりました。

使える……かな？

……はう。

んんーー……あれれ、しってるひと………
おねえちゃん、グロリアと遊んでくれるよねー？

いきなり前に飛び出すなんて、突き飛ばしちゃってもしらないわよ。