……『殺す』事を生業にしてる人間が堂々と表を出歩いてることも十分事件じゃない？
貴方は過去を後悔していないのね。だったら私とは仲良くやれそう。
相手を殺すなら心から楽しんでやらないとダメね。
本当はやりたくないとか思われながら嫌々消される人間の気持ちも考えないと。

あー、なんだ。君はこの狂人とは違うよ。
俺は暗殺家業をどうこういうつもりはないけどな。
消せない過去はあるだろうけど、それでも幸せを望んではいけないってことはない。
全て君の望み次第なんだ。日向や日陰をどう進むのかも、全てね。

エルは優しいから。貴方は自分のやり方を理解していると思うわ。
誰かを殺すならきっといつか自分も誰かに殺される。
でも、ただ平和に生きてたって理不尽に命を奪われることもある。
要は死の間際に後悔をしないのなら、それがどんな人生だって勝利者よ。
貴方の手にかかった人間は、後悔を残してる無様な敗北者ね。

君のためのショータイム、はじめさせてもらうよ。
楽しんでいって…ううん、楽しませてね。

我こそが、かの伝説の神獣・・・・・・・・スレイプニルッ！！

今日のショーはいかがだったかな？
って言っても、感想はもらえそうにない…かな。

・・・ふむ、これが例の一揆衆とやらか。私の名はサバス＝ルナティリウスという。

こいつは・・・私の可愛い助手だ、気にするな。

ふむ・・・・・君等もしくは君等を動かす者達のなかに、ウルドスピンを知っている者はいるのだろうか。
当事者を時間軸共々洗い流した、世界を素晴らしくカオスに変貌させたサウスエルタの現象だ。

私の目的はその際に偶然私と変動時間幅の一致した者たちへの助力でもある。
君等にも大いに助力してもらいたいものだ、が・・・・・

・・・・・サウスエルタの件は経験者も少なくない。
この地に集まったなかにも知る者はいるだろう・・・・・いずれ分かることか。

まぁ今はただ流れに乗るがいい。私も今は・・・・・・・可愛いエンブリオちゃんたちに夢中なのでな。

おめでとう