梨香……一体私は何を忘れているんだろう……
私は考えながら眠りにつく。

笑顔で「梨香、今日は何処へ行く？」と聞くハルファ、「じゃあこっち！」そういう私、梨香と「ご飯出来たよー」と料理を作るフィーナ。
仲良くご飯を食べ、道を進み、敵を倒しながら旅を続ける。
ただそれだけの夢。

…………はっ
…これは本当に夢なのか？
そう感がえた時、頭の中に一つの言葉……いや、呪文がよぎる。

精霊の主の名の元に……
加々見梨香の名の元に、力を解放せよ。

…………？これは……。
私は同じように唱えてみる。

「精霊の主の名の元に……
加々見梨香の名の元に、力を解放せよ。」
唱えた直後、身体が光に包まれる。
光が収まると、そこに「カルディ」の姿はなかった。
そう、そこには「加々見梨香」がいたのだ。
見た目も声も、何もかも違う私。
だが、心は何一つ変わらない。

何なんだ、これは……。
あれ……だんだん暗く……。
カルディはその場に倒れてしまった。

げっそりとした顔だ。変なものでも食べたのだろうか。

少女は何かを言おうとし、やめた。そして……

梨香と名乗る青髪の小さな少女。

梨香はぺこりとお辞儀をすると、トコトコと何処かへ行ってしまった。

梨香はオロオロとしながら敵をじっと見つめると……。

おー！っと意気込み、戦闘に集中しだした。

梨香はオロオロとしながら敵をじっと見つめると……。

おー！っと意気込み、戦闘に集中しだした。