シャルル・リシーハットという人。


彼女もまた、ルナリアさんと共にセルフォリーフで一緒に旅をした人の一人。
私の弱さを見せてしまった人でもある。
凄く元気な人で、相棒の七匹のうり坊達と共に移動出来る喫茶店を経営してるんです。
私より若いのに、凄いなぁ…。

彼女はちゃんと、自分の夢を持ってた。
私なんかよりはっきりとした、自分の夢を。
それをちゃんと形にして、色々な試みを試してみたり。
ちゃんと夢に向かって進んでた。

彼女から別れる際に、この頭の髪飾りを貰った。
…いいえ、私が欲しかった。それは離れたくなかったという気持ちから…かもしれない。
シャルルさんに代わる何かを。

私は、今も当てのない旅を続けている。
夢を追い求めて。
自分の夢は、まだ見つけられていない。
その夢を見つける為に、私は旅を続けている。

───。



−−−−−−−−−−　キリトリ　−−−−−−−−−−−

てくてくと、小さい女の子が歩いてくる。

そう言って、彼は木気を帯びた剣……という名の杖を抜いて構えた。

そう言って、彼は木気を帯びた剣……という名の杖を抜いて構えた。