ヒヨコ「…？　…ビ…シュ？」

（ほんの一瞬だけ顔がほころんだように見えたが、何かを思い出したように、すぐに人形のような表情にもどった。）

（机の上の無病息災の符を拾い上げると、服のすそにクシャリとねじ込んだ。）

ヒヨコ「……」

（花火セットに目線をやる。）
ヒヨコ「『おとうさんと一緒に、ひと夏の思い出をドウゾ』…。」

なんともいえない表情で花火セットを見つめている。

（40日の日記）
トリンベルトが私の住処にやってきた。どうやってここへ？
彼は優しくて、私にとても親切だった。
私が、大人になっていく不安で泣いていたときも、彼は私をなぐさめてくれた。
だからこそ追い返した。私が油断していると思って寝首をかくかもしれない。ハーシーだって優しかったもん。
トリンベルト、彼が余計ないことを父に言わないか心配だ。私はもう、戻るつもりはないよ。
今の私は、お父さんだって信用できない。

一人でいるととにかく暇なので、なっちゃに借りたMP3プレイヤーは重宝してる。
色んな私の知らない曲や、どこかで聴いたような曲、DPHオリジナルの楽曲とかも入っていて、楽しい。プレイヤーの見た目も可愛い。
でも、DPHの曲を、彼の歌声を聴くと胸が苦しくなる。彼らと一緒にいた日々を思い返すと、涙が出そうになる。
こないだまで世界はまっしろで、穢れひとつないものだと信じて疑うことを知らなかった。
私はあの世界にいたかった。

サザンクロスとかゆうロンゲの男にボコボコにされた。
おぼえてろー

シロムク(375)からのメッセージ：
すやすやと眠っていた獣はやっと良く無い気配に気が付いたのか目を覚ました…
「クゥ？」
大丈夫？大丈夫？？