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![]() | No.790 伝説の武器とか好きダカラッ!! | 霧生 氷雨 |
現在、PL多忙のため、しばらく(6月下旬辺りまで)更新はお休みです。 ---------------------------------------------------------- PLの趣味丸出しで申し訳ありません…(汗)。 ■履歴 【第1回】エクスカリバー(Excalibur) 【第2回】カラドボルグ(Caladborg) 【第3回】ゲイボルグ(Gaeborg) 【第4回】ブリューナク(Brionac) 【第5回】フラガラッハ(Fragarach)、タスラム(Taslam,Tathlum) 【第6回】クラウ・ソラス(Claimh Solais) 【第7回】グングニル(Gungnir) 【第8回】ミョルニル(Mjollnir) 【第9回】グラム(Gram) 【第10回】レーヴァテイン(Laevatein) 【第11回】デュランダル(Durandal) ------------------------------------------------------------------------------------ 【第12回】オートクレール(Haltclere) 出典:ローランの歌 持ち主:オリヴィエ 種類:剣 前回はフランスの叙事詩『ローランの歌』に登場する、シャルルマーニュの12騎士・ローランの剣『デュランダル』を取り上げましたが、今回も引き続き『ローランの歌』からの出典です。 今回は、前回もちょっとだけ紹介しました、ローランの親友である騎士オリヴィエの用いた『オートクレール』に焦点を当ててみようと思います。 ◆『オリヴィエ』について 8世紀末のフランク王国(フランス、イタリア、ドイツの前身)を治めていたシャルルマーニュ(カール)大帝の元で活躍した『パラディン』と呼ばれた12人の騎士達の1人であり、英雄ローランの親友でもあった騎士、それが”智将”オリヴィエです。 勇猛果敢を絵に描いたような人物であり、自軍の10倍近い数のスペイン軍(イスラム教徒)と戦い、死の間際まで敵を倒し続けます。 戦闘の最中、ローランに「何故、剣(オートクレール)を抜いて戦わないのか?」と問われた際に、「敵が多すぎて剣を抜く暇が無い」と答え、一本の槍だけで多くのスペイン軍兵士を倒していきました。 しかし、多勢に無勢で追い詰められ、敵の騎士マルガニスに背後から刺されて致命傷を負ってしまいます。 死を覚悟したオリヴィエはまさに獅子奮迅の活躍で敵兵士を次々と倒していき、最終的には目が見えなくなっても戦い続け息を引き取ります。 シャルルマーニュの援軍が駆けつけたときには、オリヴィエもローランも既に絶命しており、周囲には数多くの敵兵士の屍が転がっていました。 ◆『オートクレール』について オートクレールは『ローランの歌』の中に登場する他の剣を同じく、馬に乗ったまま扱える両刃の片手剣として描かれています。 事実、オリヴィエは『フェラン・デスパーニュ(「鉄色の馬」の意)』という名の名馬を所持しており、戦場ではその馬の背に乗ってオートクレールを片手に戦ったとされています。 『オートクレール』という名は「高く清らか」、「純潔」を意味し、デュランダルと同じく黄金の柄を持ち、そこには大きな水晶が填められています。 オリヴィエとローランが友情を結ぶ前に、ローヌ河の中州で数日にも及ぶ決闘をしたことがあります。 その際、ローランの持つデュランダルに苦戦したオリヴィエは戦いの最中、剣を取り落としてしまいます。 しかし、ローランは「武器を持たぬ者とは戦えない」と言い、オリヴィエが新たな剣を持ってくるまで決闘を一時中断させます。 そして、オリヴィエの従者が新たに持ってきた剣が名剣『オートクレール』であり、今度は逆にオートクレールを振るうオリヴィエがローランのデュランダルを弾き落とし、やはり相手に新たな剣を手にさせる余裕を見せます。 結局、数日間戦っても決着は付かず、そのうちお互いに友情が芽生え、それ以来彼らは親友となり、最期の瞬間まで一緒に戦うことになるのです。 オリヴィエの剣の腕もあるでしょうが、デュランダルと打ち合って、互角どころか弾き飛ばすほどの威力があったことからも、オートクレールも強力な剣であったと推察されます。 最期の戦いでも、数多くのスペイン兵を切り倒しながらも刃こぼれしなかったと言われていますし、デュランダルに負けず劣らぬ名剣であったのでしょう。 ◆オマケ:『シャルルマーニュ』と『12騎士(パラディン)』の用いた武器について 叙事詩『ローランの歌』には、騎士ローランの用いた名剣デュランダルだけでなく、彼の主君シャルルマーニュ大帝や同僚(?)である騎士達の用いた名のある剣がいくつか登場します。 ・聖剣『ジュワユース(Joyeuse)』 シャルルマーニュが父王ペパン(ピピン)から受け継いだ黄金の剣で、その名はフランス語で「喜ばしきもの」を意味しています。 柄の中には、キリストの脇腹を刺した『聖なる槍(ロンギヌスの槍)』の穂先の欠片が入れられていたそうです。 ・名剣『デュランダル(Durandal)』 オリヴィエの親友でもある、12騎士の1人・勇者ローランの用いた剣で、光り輝く鋭い刀身を持ち、黄金の柄には水晶が埋め込まれています。 その水晶の中には3人の聖人の聖遺物(聖バジルの血、聖ピエールの歯、ローランの守護聖人である聖デュニの毛髪)と聖母マリアの服の切れ端が納められています。 ・名剣『アルマス』 ランスの大司教であり、シャルルマーニュの部下の騎士でもあるチュルパン(※)の愛剣。 (※チュルパンは12騎士に数えられる場合と数えられない場合がある) ・名剣『ミュルグレス』 シャルルマーニュの部下で、ローランの養父でもあるガヌロンの愛剣。 黄金の柄には、デュランダルなどと同様に聖遺物が込められている。 ◆『オートクレール』の登場する作品 ・『ロマンシングサガ2』 《オートクレール》 形状は大剣。 【攻撃力50 非売品】 なかなか入手できないレアアイテムの一つ。 固有技は『一刀両断』。 ・『英雄伝説\x87Y 空の奇跡』 《オートクレール》 形状は剣(レイピア)。 【STR+120 非売品】 クローゼ専用の武器。 FCでは最強のレイピア。 |
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氷雨(790)からのメッセージ: ![]()
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参加者 計 9 名
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