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探索56日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「通常戦」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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※零一※ 斎藤探偵事務所に帰還できたのは、自動車工場から自転車を漕ぎ出してから十二分十一秒が経過した頃だった。位置にして綾瀬駅の西口を南の方角、雑居ビルの四階に斎藤探偵事務所は存在する。最近一階にカレー屋が入ったその雑居ビルは小汚い外観で、普通の人間なら足を踏み入れるのを躊躇う空気がある。如何にも古典ゆかしい、私立探偵の根城だ。 いわく「形式美は重要だ。何事もまずは形から」という理由で、かの探偵はこの建物を選んだのだという。確かにこの建物には相応の雰囲気あるようには思えた。 しかし趣や貫禄があるというのは、得てして正の方向への進行を妨げる。強面の男が人込みを歩けば、人の流れは自然とそれを避けるものだ。客足も同じであると言えた。 雰囲気に圧倒されてか、事務所は年中閑古鳥が鳴いている有様が続いている。かれこれ二年近くも共にしてきたが、客が入ってきた試しは記憶を辿る限りあまりない。月々平均して二〜三人も訪れればいいところだった。よって暇を持て余す事務所の主は、日がな応接室のソファの上で昼寝をするか、探偵物語の工藤俊作よろしくベスパを乗り回す日々を堂々巡りする。 斯様な経営状態であるというのに、夜の斎藤探偵事務所からは明りが消えることはない。深夜の何時になろうとも、四階の窓ガラスからは煌々と光が漏れ続ける。 それは何故か。通常の探偵業務以外に収入があるからだ。表向きには冴えない私立探偵事務所だが、裏向きには国の対異能集団の下請けにあたる地域監視組合である。異能を駆使して犯罪を起こすひとでなしの討伐、その事件解決が主な目的だ。 あの明りが途切れるのは、おそらく斎藤が死んだときなのであろう。 隣接する本屋の前に自転車を停める。雑居ビルの階段を登って四階へ。 スモークの入った硝子扉には引くと、仕掛けてあった金属鈴がからんからんと鳴った。 事務所内を見回したが、そこにあるべき姿がない。相変わらず内部はダンボール箱や紙束などが散乱していて不潔極まりない。 「斎藤、どこにいる」 「応接室だ」 事務所の奥から声が聞こえた。 応接室は事務所を入って右手のほうにある。とはいっても個室ではない。二組のソファと、その間に置いたテーブルを衝立で区切っただけのものだ。入り口からは死角となっていて内情を窺い知ることができないあたりは、探偵の守秘義務を一応守ってはいると言えた。 応接室に行く前に、勝手にキッチンに入り込む。冷蔵庫から未開封のペットボトル入り緑茶をひとつ取り出す。それを開封して中身を嚥下しながら、オレは応接室に踏み入れた。 事務所の責任者、斎藤誠はソファに腰掛けながら、数々の資料に目を通していた。外見年齢は三十台。オールバックの銀髪に、スーツを着こなす姿は一見してヤのつく自由業にも見える。ちなみに銀髪は斎藤自身の趣味で染めているもので地毛ではない。 斎藤の前のテーブルには資料や写真が並べられている。ここに置いてあるということは、オレが見ても大丈夫であるか、見ることを前提に置かれていると推測した。 「かけたまえ」 資料から目を離すことなく、斎藤はソファを勧めてきた。断る理由は特にない。テーブルを挟んだ反対側のソファに座った。 途端、尻の下から放屁に似た音がした。無言で立ち上がり、ソファの下側をまさぐると、巧妙に隠された亀裂を発見。手を突っ込むと掌サイズの青色の袋が出て来た。袋には外国人風の男が椅子に座って飛び上がる姿が描かれていた。一昔前に流行った悪戯道具である。 斎藤のほうへ目をやると、やつは資料を手にしたままオレを眺めていた。 誰がこの道具を仕掛けたのは一目瞭然だった。 「反応が淡白で面白みに欠けるな」 「これしきで驚きはしない」 部屋の隅に悪戯道具を放り投げる。ぶぅ、と地面に落ちた袋は名残惜しそうに鳴いた。 もう慣れていた。幾度かこの手の悪戯をされれば何とも思わなくなる。 斎藤は探偵としては優秀なほうだが、若干子供じみたところがあり、見知った知人や事務所の関係者にこのような罠を仕掛ける悪癖がある。三十路過ぎの大人のやることではない。 「君には冗句やユーモアを愛する心がかけているようだ」 「そんなものはこの場に必要ない」 「これだから今の若者は。君はあれか、社会では仕事ができればそれでいいと考えている系統の人間か。しかしながら違うぞ、世の中の輪というものは。 上司と飲みたくもない安酒を飲み、同僚とのつまらない会話をさも楽しそうに笑い、取引先の社長が言った駄洒落に無理矢理膝を打つといった腹芸が必要になる」 世の中の輪から見事に外れた探偵に言われても説得力がない。そもそも死体を発見して平然としていられるオレが、一般的な社会の中で生きていけるのは甚だ怪しいものがあった。 「面倒なものだな、社会というものは」 「なに、君も早ければあと三年で社会人だ。大学に行くのならばあと七年。いつかはその面倒な社会というものに足を踏み入れなければならなくなる」 「それは冗談のつもりか、斎藤」 「割と真面目にいっているのだがね。……まぁ、我々には難しい話だが」 ひとでなし、という存在がこの世にはいる。彼らは英雄、天才などと呼ばれ、伝説や歴史にその名を残している。しかし彼らは善人などではない。そうした英雄や天才は必ず、人間的に多くの欠陥を抱えているからである。 例えば特殊相対性理論を発表したアルバート・アインシュタインは、研究のために家族を犠牲にしたエゴイストであり、科学者としてまた人間として孤立していた。 オレもそうだ。人間として欠陥を抱えている。そういった欠陥は人間の根源、欲望やサガと言える部分にまで侵蝕し、理性や価値観そのものに大きな揺さぶりをかけるのだ。 銃声を消去でき、人間を殺しても何とも思わない人間を御世辞にもまともと言えるだろうか。余人は言葉に出さずとも表情と行為で答えるだろう。畏怖と拒絶を以ってして。 表層的には常人として生きることは可能だ。だがどれだけ隠し通そうとも、異常な精神構造は人間社会の中で浮き彫りになる。変わった人間として映るのだ。 斎藤もそれをわかっている。こいつもひとでなしだ。表向きとはいえ、探偵という怪しげな職についているのも社会に馴染めなかったせいかもしれない。 「ところで、そろそろ本題に移っていいか。時間を無駄にしたくない」 いつまでも雑談に時間をかけているわけにはいかなかった。荒川の自動車整備工場で引き起こった事件について報告しなければならない。 「かまわんよ。で、富士本自動車整備工場の跡地で何があった。まぁ帰還前の連絡の物言いからして、あそこで何もなかったようにはとても思えないがね」 「現場にはひとでなしが潜伏していた。どうやら昨日の行方不明になった子供二名は、そいつに食われたらしい。現場にほぼ白骨となった子供の死体が転がっていた」 ことの発端は数日前に遡る。荒川の土手で遊んでいた子供二名が夜になっても帰宅せず、捜索願が出されていた。現在足立区では通称『心臓抜き』という連続猟奇殺人事件が発生しておいる。その名前の通り、心臓を繰り抜かれた死体が綾瀬・北千住界隈で、今まで四つも発見されているのである。先日、新たな被害者が発生したばかりだった。 この『心臓抜き』事件との関連性を調べるべく斎藤は付近にひとでなしを一人派遣した。 ところが派遣員の携帯していた発信機が、件の富士本自動車整備工場に入ったあたりで途絶えた。十数分経っても定時連絡がない。異変を感じた斎藤は、今度は正式な構成員であるオレに派遣を下したというわけだ。 「久慈川桃子は?」 「残念だが久慈川も殺害されていた」 「そうか」 斎藤は顔を翳らせ、肩を下げる。 久慈川桃子は野良のひとでなしだった。いわゆる組織や組合に属さない、全国地域に潜在している孤独な異能者たちのことである。 ひとでなしは性格・精神に問題を抱えているため、組織や組合の中で起用できる「比較的まともなひとでなし」となると数が限られている。絶対数が少ない以上こうした人物を選別して集めるのは至難であり、どの組織でも仲間に引き入れるのは最優先の命題だ。 彼女はその数少ない、比較的まともなひとでなしだった。半ば事務所入りについて日頃から考えていたことから、オレたちは貴重な人材を失ったことになる。 「死体の状況が『心臓抜き』とは違っていた。関連性があるとは思えない」 「残念ながら別件のようだね」 「何もないとは思うが、念のため目を通しておいてくれ」 黒眼鏡を外し、斎藤に手渡す。黒眼鏡には小規模ながら映像記憶装置が内蔵されている。三十分程度の映像なら眼鏡の鏡面によって録画が可能、あとで出力して見ることもできる。 「やっておこう。不審な点があったら上に報告しておく」 斎藤は黒眼鏡を受け取りそう言った。言い直すなら「何かあれば報告だけはしておくが、期待はするな」ということでもあった。基本的に特務からの支援は金銭のみである。彼らは日本国を脅かす事態に対してのみ動く、最後の抑止力だ。下町での連続殺人事件程度なら彼らは平然と沈黙を保つ。精々別地域の下請けに代理で応援要請を送るくらいなものだ。 オレはコートの内ポケットから取り出した予備の黒眼鏡をかける。 「ところで『心臓抜き』についての新たな情報は?」 すると斎藤はテーブルの上にあった資料のひとつを選び取り、こちらに突き出した。そこには斎藤の文字で簡潔に物事が纏められ、被害者の少年の写真が貼られていた。
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Message |
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メッセージはありません。
今日はメッセージを送っていません。
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Main |
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キル(23)からの生産行動を許可しました。 レイシ(1347)に連れてってもらいました!
のんびり休憩しました!
現在の体調は まぁまぁ。
【第60回更新からの闘技大会参加メンバー】 闘 技 大 会 に参加中です!
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B2F R-18 / 砂地
通常戦開始!
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マリア「また奇怪なものたちが……」 レイシ「……ま、とりあえず其処退いて貰わへんとね」 火の宝玉によりレイシの攻撃力・クリティカル率が高められた! 火の宝玉によりマリアの攻撃力・クリティカル率が高められた! 蜃気楼の妖精の命中LV3 蜃気楼の妖精のHITが上昇! 蜃気楼の妖精のMHITが上昇! 蜃気楼の妖精の回避LV3 蜃気楼の妖精のEVAが上昇! 蜃気楼の妖精のMEVAが上昇! マリアの回避LV3 マリアのEVAが上昇! マリアのMEVAが上昇! マリアの防御LV3 マリアのDFが上昇! マリアのMDFが上昇! マリアの防御LV2 マリアのDFが上昇! マリアのMDFが上昇! マリアの体力LV3 マリアのMSPが217上昇!SPが217増加! マリアの物攻LV3 マリアのATが上昇! マリアの神剣・加速!! マリアのSPDが上昇! マリアのWAITが減少! レイシの物攻LV3 レイシのATが上昇! レイシの活力LV2 レイシのMHPが1325上昇!HPが1325増加! レイシの活性LV1 レイシのMHPが248上昇!HPが248増加! レイシのMSPが92上昇!SPが92増加! レイシの集中LV2 レイシのCRIが上昇! レイシのMCRIが上昇! レイシの幻覚LV2 蜃気楼の妖精のHITが低下! 蜃気楼の妖精のEVAが低下! 蜃気楼の妖精の幻覚LV4 マリアのHITが減少! マリアのEVAが減少! レイシのHITが減少! レイシのEVAが減少! |
非接触フェイズ
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[HP]7697/7697 [SP]1008/1008 レイシの行動!
アクアマナ!! レイシのSPが73回復! [HP]5419/7690 [SP]850/850 マリアの行動!
蜃気楼の妖精は攻撃を回避! 蜃気楼の妖精は攻撃を回避! 蜃気楼の妖精に132のダメージ! 蜃気楼の妖精の光耐性が低下! |
戦闘フェイズ TURN 1
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[HP]5419/7690 [SP]790/850 マリアの行動!
蜃気楼の妖精に471のダメージ! 蜃気楼の妖精のHPが215減少! 蜃気楼の妖精のWAITが増加! 蜃気楼の妖精に457のダメージ! 蜃気楼の妖精のHPが215減少! 蜃気楼の妖精のWAITが増加! 蜃気楼の妖精に465のダメージ!
蜃気楼の妖精に凍結を(1)追加! 蜃気楼の妖精のWAITが増加! マリアの流星光底によるSPD増加! マリアのSPDが増加! マリアの追加行動!
クリティカル! 蜃気楼の妖精に472のダメージ!
蜃気楼の妖精は凍結に抵抗! 蜃気楼の妖精のWAITが増加! 蜃気楼の妖精に457のダメージ! 蜃気楼の妖精のHPが215減少! 蜃気楼の妖精のWAITが増加! クリティカル! クリティカル! 蜃気楼の妖精に496のダメージ!
蜃気楼の妖精は凍結に抵抗! 蜃気楼の妖精のWAITが増加! マリアの流星光底によるSPD増加! マリアのSPDが増加! マリアの追加行動!
テクニカルコンボ!! 1! 蜃気楼の妖精に129のダメージ!
蜃気楼の妖精に凍結を(1)追加! 蜃気楼の妖精に178のダメージ! 蜃気楼の妖精に180のダメージ! 3! 蜃気楼の妖精に234のダメージ!
蜃気楼の妖精は凍結に抵抗! 蜃気楼の妖精に235のダメージ!
蜃気楼の妖精は凍結に抵抗! 蜃気楼の妖精に288のダメージ!
蜃気楼の妖精は凍結に抵抗! クリティカル! 蜃気楼の妖精に298のダメージ! マリア「(ひとつ)」
蜃気楼の妖精は凍結に抵抗! クリティカル! 蜃気楼の妖精に319のダメージ! 蜃気楼の妖精に283のダメージ! Finish!! 蜃気楼の妖精に1396のダメージ! レイシの平穏LV2 レイシのSPが30回復! [HP]7697/7697 [SP]1008/1008 レイシの行動!
蜃気楼の妖精に156のダメージ! 蜃気楼の妖精は凍結に抵抗! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 蜃気楼の妖精に178のダメージ! 蜃気楼の妖精は凍結に抵抗! 蜃気楼の妖精に152のダメージ! 蜃気楼の妖精に凍結を(2)追加! レイシの轟鞭によるSP回復! レイシのSPが4回復! レイシの追加行動!
プライアントマリー!! レイシ「足元がら空きやでー? 狙うてくれ云う様なもんやろ」 クリティカル! 蜃気楼の妖精に734のダメージ! 鞭により蜃気楼の妖精に 麻痺 を(1)追加! 蜃気楼の妖精に猛毒を(1)追加! 蜃気楼の妖精は衰弱に抵抗! レイシの轟鞭によるSP回復! レイシのSPが7回復! 蜃気楼の妖精の平穏LV3 蜃気楼の妖精のSPが40回復! 蜃気楼の妖精の平穏LV3 蜃気楼の妖精のSPが40回復! 状態異常によりHPに296のダメージ! [HP]-3761/5764 [SP]741/741 猛毒[1] 凍結[4] 麻痺[1] 蜃気楼の妖精の行動!
マリアは攻撃を回避!
マリアのSPDが増加! 蜃気楼の妖精の追加行動!
マリアに362のダメージ!
マリアに凍結を(2)追加! マリアに凍結を(1)追加! マリアは麻痺に抵抗! マリアは麻痺に抵抗! レイシ「おーっと危ねぇ、此処は避けとかへんと」 レイシは攻撃を回避! [深度減少] 猛毒[1→0] 凍結[4→1] 麻痺[1→0] 蜃気楼の妖精が倒れた!
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戦 闘 終 了 !!
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マリア「(掌で膝や裾についた埃を払っている)」 レイシ「上等上等、こんなもんやろ」 戦闘に勝利した! PSを 300 獲得! 能力CPを 2 獲得! 戦闘CPを 2 獲得! 生産CPを 1 獲得! 上位CPを 1 獲得! エリア内を探索・・・ マリア(647)は 亀の甲羅 を見つけました! レイシ(1347)は 亀の甲羅 を見つけました! マリア(647)の 格闘 の熟練LVが増加!( 19 → 20 ) レイシ(1347)の 召喚 の熟練LVが増加!( 23 → 24 ) |
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薬品付加 を忘れました。(上位CP + 2 )
訓練により 医学 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 21 )
技 マッスルポーション を修得しました!
レイシ(1347)に、 暇を持て余して作製したアレ を 粗末な剣 に合成してもらいました!
キル(23)に、 銀の枝 から 黒猫の耳飾 という 猫耳 を作製してもらいました。(- 200 PS)
S-18 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
Data (第55回 第57回) |
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ENo.647 マリア・シュアード |
各種宣言を行なう >> |
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ENo.1347 水瀬 禮嗣 |
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[PL] 裏川狐 |
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