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No.385 Mimirs Stauseeレナーテ&マリア


Mimirs Stausee(ミーミルの溜池)へようこそ。
このコミュニティの活動内容はただ一つ。
「参加者が専門分野の知識をだらだらと語る」
それだけです。語り合うのではなく、一方的に喋るだけで結構です。
勿論、語らなくても構いません。レス不要。ROM歓迎。

ただ、専門分野の知識と言っても専門的すぎる内容だと他の誰も理解できなくなるので、適度に加減してくださいね。
雑学的な事でもいいですが、できれば「実際に何かの役に立っている」知識であると好ましいです。

どのように語ればいいかわからない場合は、コミュ主(のキャラ)が色々喋るのでそれを参考にして下さい。
私は主に徴税、水道、行政、茶道について語ります。



※禁止事項
・公序良俗に反するような発言
・他の参加者に著しく不快の念を抱かせるような発言
・その他、常識的に駄目だろうと思われるような発言



コミュニティメッセージ


レナーテ(385)からのメッセージ:
レナーテ「図を足してもあまりわかりやすくはならなかったな……。
基本の部分ですらこれだから、市民に水道への関心を持ってもらうのは今後も難しそうだ>ミィ殿」

レナーテ「仮に教科書通りでも、普段目にする機会の無い教科書の知識ならば価値があると思うぞ>ウーシェ殿」

マリア「さて、それでは前回の続きを始めましょうか。
宗旦が仕官の誘いを断りつつ極貧生活を送っていた所まで話したのでしたね。
それだけ聞くと、宗旦は自宅に引きこもって働きもせず趣味に没頭していた駄目な人、みたいなイメージを持つ人も居るかもしれません」

マリア「ですが、宗旦はきっちりと自分の仕事をこなしていたのです。その仕事とは――息子達の求職活動。
息子にまで貧乏生活はさせられないと思ったのか、世が変わった今仕官させなければ家の存続は覚束ないと思ったのか。とにかくそれはコネをフル活用した形振り構わぬものでした。
ただし、息子には仕官はしても政には決して関わるなときつく言っていたようです」

マリア「さて、その息子の一人、表千家四代目『江岑宗左』はどのような人生を送ったのでしょうか。
……この人、割と運のない人でしてね……。
1633年(二十歳頃)に、宗旦の同門だった玉室宗珀(大徳寺の僧)の世話で唐津藩に就職が決まるのですが、1637年から1638年にかけて島原の乱が起こりまして。唐津藩は天草領四万二千石を没収され、宗左も職を失ってしまいます」

マリア「宗旦は息子の失職を聞いて東奔西走します。
そして1640年、大徳寺の玉舟和尚の世話で高松藩に就職が決まるのですが、今度はお家騒動が起こって二ヶ月程度で失職してしまいました。
でも、宗左の不幸もここでようやく打ち止めです」

マリア「失職した宗左は江戸に出て求職活動を始めました。そして、そんな息子への援護射撃を忘れない宗旦。
宗旦の働きかけもあり、1641年末に紀州徳川家への仕官が内定します。
翌年出仕。これにて表千家は安泰となりました……と言いたい所なんですが、どうも宗左は子供に恵まれなかったようで最終的に妹の嫁ぎ先から養子を貰っています。
何だか最後まで安定しない人生ですね」

マリア「次は宗旦の四男、裏千家を継いだ仙叟宗室についてです。
宗室は最初、寺に預けられ僧としての修行を積んでいました。
その後(1641年)今度は医者に弟子入りし医学の勉強を始めます。
しかし五年後(1646年)に弟子をやめ千家に戻りました」

マリア「それから三年ほど後。宗旦が宗室の求職活動を始めます。狙ったのは加賀前田家。
途中、もう茶頭としての仕官は諦めて薬師として雇ってもらおうかと考えたりもしたようですが、粘り強い交渉の結果どうにか前田利常に仕官させる事に成功します。
何と言うか、凄まじい執念を感じますね」

マリア「その後、宗室は利常が1658年に死去した際に一旦解職されますが、1666年にはまた前田家に召抱えられています。
以後、裏千家は幕末まで前田家との関係を保ち続けました。
そして現在、裏千家は全茶道流派の中で最大の規模を誇っています」

マリア「……かなり駆け足で進めたつもりだったんですが、長くなってしまいましたね。
とりあえず、今回はここまでにしましょう。
次回は宗旦の長男である閑翁宗拙、次男にして武者小路千家の流祖一翁宗守、娘のクレについて語ります」

ミィ(222)からのメッセージ:
ミィ「割と興味津々。千家とかの違いって調べようと思いませんでしたしねぃ。」

調(1554)からのメッセージ:
調「このまえ、さる分析屋さんにICP-AESで分析をお願いしたんだけど、10%もの誤差を含む結果が返ってきちゃった」

調「もう何を信じて生きていけばいいか分かんないよ……」

調「というわけで、化けタヌキが送る『正しく生きるための知恵袋』!ちょっとだけ、お時間頂戴しちゃうよー」

調「さっきのICP-AES、10%どころか、その100分の1の誤差も出ないはずだよ!……本来は」

調「なのになんでこんなことが起こるのか。それは、そもそも正しく測定できてない……分析手法の精度は良くても、その 前 段 階 で 失敗してる」

調「てのが、主な原因のひとつ。で、今回のあたしの事例の原因だったよ」

調「あたしが分析を依頼したのは、複数の金属が混ざった合金。この場合、ICP-AES分析を行うためには、一旦、合金をぜーんぶ、薬品とかで溶かす必要があるんだけどね」

調「でね、でね……」

調「ビーカーの底に溶け残ってた、って言われた」

調「こーゆーつまんないことで、間違った情報を得て、間違った判断をして、間違った人生を送っちゃうっていう良い例だよ」

調「結論は単純!『自分のやってる事が妥当であるか、よく確認しよう』……つまりよーく気をつけよう、ってこと」

調「分析結果とか測定結果って、本当なら疑ってらんないよ。どんなに胡散臭くても、事実は受け入れて考えなきゃいけないでしょ?」

調「だからこそ、『分析』そのものは妥当じゃなきゃいけないよ。前処理も含めて、ね」

調「タヌキのあたしが言うのもなんだけど、せめて『知らない間に自分にだまされてる』なんてことにならないように気をつけたいよね」




コミュニティ参加者


 ENo.3 メルカヒルム2.3026
 ENo.38 罧原 雛菊sen.
 ENo.70 ビーグ=ストーコドコイビートル
 ENo.113 璃珀Breamt
 ENo.145 秋久 豊句外
 ENo.187 ファイリィス・イスティフラdajf
 ENo.222 御名神 未依リクレ
 ENo.229 エリーゼ・ド・ルーベラホワイトロリータ
 ENo.301 ラティルス・ヴィルデノウ草林
 ENo.380 天篠ぷららぷらら
 ENo.385 レナーテ&マリアレナーテ
 ENo.805 セレーン=アデラくろはっぽいの。
 ENo.813 アルテア・S・レイフロスト*おおっと*
 ENo.910 ダーク=ブラッドペインダーク
 ENo.1514 ウルスラ・ペーシュDさん
 ENo.1554 調kame
 ENo.1868 ラフラムらふ
 ENo.2020 イニャス・マドラルブリック
参加者 計 18