偽島で使われている難しい計算式というのは基本的に指数です、具体的には「係数×依存値^指数」みたいな式になります。指数がよくわからない人はぐぐってください。
この式の何が難しいかというと指数です、指数は依存値が同じだけ上がっても結果の上がり方が違います。例えば技能LV依存ならLV5→10→15と上げると結果が10→23→40と上がったりするような感じですね。これを計算するためには簡単なときみたいに2つの結果だけではダメで最低3つ、実際には3つでなんとかなるのは同系統の式がわかっていて予測できる場合だけで1から求めるにはたくさんのデータを集めて上手く数値をあわせないといけません、数値が低いときには少数以下の部分で誤差が大きく出やすいし少数の扱いも切り上げ・切捨て・四捨五入とばらばらなのでよく気をつけておかないと間違った式で偶然当たっているように見えることもあります。

データを並べたところから式を出すまでの手順を説明します。
まずは依存値と結果の数値の変わり方に注目です、LV5→10よりLV10→15の方が上がり方が大きければ指数は1より上ということですね、それが分かったら適当な指数を仮置きして「依存値^指数」を計算して適当に近くなるように係数を付けます、これで「係数×依存値^指数」という式の形ができました。
そしたら次に計算結果と元のデータの誤差を出します、このときに依存値が低いときと高いときで誤差の出方に傾向が見えればゴールは近いです、低いときに誤差が小さい(かマイナス)で高いときに誤差が大きい(プラス)なら指数がもっと大きい数という可能性が高いので適当に調整して係数をあわせ直して誤差を見直しましょう、それを繰り返していけばそのうちちょうどいい数値が見つかります。

でもそれだけでは上手く行かないこともあります、式に+固定値があったり依存値が2つ以上あったりする場合です。依存値が2つ以上なのはもっと難しいので今はやりません。固定値があると誤差の出方とかも変わって来ますが固定値なので低いときの誤差と高いときの誤差の変化量は変わらず全体的にプラスとかマイナスとかに偏ったりします。
このときは何か固定値があるっぽいということで誤差が0でなくていいので均一になるように合わせていって指数と係数が上手く決まったらそのときに揃っている誤差を固定値として付ければよいです。

係数・指数・固定値の予測の仕方。
基本的にはそんな半端な数値が使われていることはあんまり無いです、指数なら0.05単位くらい、固定値はHP関係なら50単位、SPなら10単位とかくらい、なので半端なところであってる気がしても偶然ということが多いです。逆に言えばきりのいい数値でっぴったり合うならそれが正解という可能性が高いですね。

そんな感じで何かちゃんと説明できていない気がしますけど今日はここまで。
宿題「前期データで武器強化のMHP補正が満身創痍のMHP補正より高くなるLVを計算する」
武器強化の補正は「20×(LV-1)^1.4」、満身創痍は「30×(LV-1)^1.25」です。指数による上がり方の違いが分かればよいのです。
計算は+-より×÷を先に計算するのと同じように×÷より^を先に計算することに気をつけてください。

ザジ(960)からのメッセージ：
ザジ「先日はまるで学級閉鎖のようであったの……」