ENo.1398 ユウ=ヤトシロ

探索7日目

基本行動の宣言を確認しました。

「生産行動」の宣言を確認しました。
「対集団メッセ」の宣言を確認しました。
「通常戦」の宣言を確認しました。
「闘技大会」の宣言を確認しました。
「装備とセリフ」の宣言を確認しました。
「キャラクター」の宣言を確認しました。
「コミュニティ」の宣言を確認しました。

Diary

◆これまでのあらすじ◆

島を出たユウは、港町で住む場所も無く暮らしていたところをシピン神父に助けられ、以来協会で暮らしていた。ある日、シピンはユウに招待状とお守りのブレスレットを渡し、自分の信じる通りに進めと諭す。ユウはすぐに島へと渡った。
島へ渡ったユウは遺跡外の森の中で不思議な男と遭遇する。彼はユウに島から出るよう忠告したが、ユウは聞き入れなかった。その後、ユウはヒュペと思わぬ形での再会を果たす。

前期に現れた謎の人物“影”はこのユウの正体が「目的のために作られ、使用される存在」だと言っていた。かつてその言葉が語られたテントの中に、ユウは再び立っている。

そんなユウ君。
さて、これからどうなることやら。

※今さらですが、日記の上ではまだ遺跡内に突入すらしていませんー。

────────

明るい森。青々と茂る木々の葉。
その間から差し込む光。
森を通り抜ける風は、木々にぶつかって複雑な流れを作っている。
ユウはいったんテントに戻り、遺跡へと探索へ出かける準備をしていた。
「えっと…あとは…。」
十分な量の──と言っても恵んでもらった物ばかりだが──食糧。
今はまだ使う事の出来ないショットガン。
トレードマークの赤マフラー。ルーンを刻んだ石の入った布袋。
そして、シピン神父にもらった、お守りのブレスレット。
“たのしいふきや”という題のつけられた、明らかに対象年齢の低い本。

１つ１つ確認しながら、あるものは身につけ、またある者は大きな袋に詰め込んでいく。
ユウはしばらくその調子で準備を進めていった。
島に戻って来てから、遺跡に入るのは初めてである。
少しの恐怖と共に、大きな期待と好奇心がユウの心を揺さぶっていた。

“あの光”が再びユウの目の前に現れたのは、大方の準備が完了したころだった。

「…素敵なテントですネ。ユウ=ヤトシロさん。」
光はあの時と同じように人間のカタチを形成していく。
輝きが失われた時、ユウの目の前にはあの時と同じ、１人の男性が立っていた。
「貴方が１人でお張りになったのデスカ？」
大袈裟に辺りを見回しながら、男はユウに尋ねる。
「えぇ…大変でしたが…。」
前に会った時もそうだったが、この男は妙な迫力──と言うよりはオーラ、雰囲気だろうか──をもっていた。
ユウは逃げ出したいような気持ちを抑え、撃つことのできないショットガンを握りしめる。
「サテ、この間のお願いデスガ…貴方の答えは変わりませんカ？」
男はくるっとユウの方に向き直ると、じっとユウの目を見つめた。
ユウは無言のまま頷く。
「そうデスカ…。」
仕方ないデスネ。男は小さくため息をついて身体の向きを変え、大袈裟に肩を竦ませる。
そして、無言で見つめているユウを横目に見ると、無駄に派手なジェスチャーを交えつつ言葉をつづけた。
「それならば、今はもう何も言いまセン。ただ、貴方に１つだけアドバイスを差し上げまショウ。」
全くの無言のまま頷くユウ。じっと男の顔を見つめている。
男はくるっとユウの方を向くと、一呼吸おいてユウの右手に付けられているブレスレットをビシッと指差し、

「金属アレルギーデスヨ。」

真面目な表情でそう言い放った。
「……はい？」
呆気にとられているユウの右手は、確かにほんの少しだけ赤くなっている。
「私から今言えるのはそれだけデスネ。」
男は再び大袈裟に肩を竦ませ、ユウが次の言葉を発する前に、
「それでは、また何処かでお会いしまショウ。ユウ=ヤトシロさん…」
お辞儀をして、再び光に包まれた。
「ま、待って下さい！」
ハッと何かに気づき、ユウは慌てて男を呼び止める。
「何でショウ？」
答えたのはもはや人の形をとどめていない、ただの光。
ユウは一瞬躊躇したが、ショットガンを手放して立ち上がると、
「あなたの名前を教えて下さい…！」
少しだけ声を上ずらせた。

「私の名前はラシルド。いつか貴方が考えを変えてくれるコトを祈っていますヨ。」

光は問いに答え、そして消えていく。
テントに残されたユウは、しばしその場に立ち尽くしたままだったが、少しだけ赤くなった右手首に目をやると、ショットガンを袋に入れ直した。

──────

これまでのお話。
http://yatoshiro.hp.infoseek.co.jp/fi/1.htm　(島を離れている間のお話)
http://yatoshiro.hp.infoseek.co.jp/fi/2.htm　(島に着いたユウと、不思議な男のお話)
http://yatoshiro.hp.infoseek.co.jp/fi/3.htm　(ヒュペとの再会のお話)
http://yatoshiro.hp.infoseek.co.jp/fi/4.htm　(テントで語られたユウの正体のお話)
誰が読むんだ…と思いつつ、まさかの要求を受けたので載せます、うん。

Message

【パーティメッセージ】

きょうたん(1034)「方向が決まってきました。張り切りモード」

(1398)「何とか魔方陣まで突き進みましょうー！」

【つぶやき】

???「………。」

MODE:3

ID:U-221 PASS:**********
────────
CLEAR

16.6.8 素体4体脱走　脱走素体識別コード “U-220”“U-221”“U-222”“U-223”
17.6.8 “U-220”“U-221”を捕獲を確認　“U-222”“U-223”の破壊を確認