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探索67日目 基本行動の宣言を確認しました。 |
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「わたしね、この島を出ようと思っているの」 ずいぶん唐突なことで、一瞬何を言われたのか判らなかった。 しかしそれが理解できた瞬間、オレッちはなふゆに向かって食って掛かっていた。 「なふゆ、それはどういうことでぃ! この島を出て行っちまうなんて!!」 「りっちゃん・・・?」 オレッちが急に叫んだことに、なふゆは驚きの表情をみせる。 しかし止まらなかった。オレッちはそのままな勢いで言いまくった。 「そうだ、宝玉を集めて記憶を取り戻すんじゃなかったのか! まだ一個しか――!」 「りっちゃん」 先程とは違う、なふゆの意思のこもった呼びかけの声。 思わず口をつぐんだオレッちに対して、なふゆはいつものようにゆったりとした口調で言葉を続けた。 「お願い、ちゃんと説明するから、今はいつものようにお話して」 不安げななふゆの懇願の声に、頭に上がっていた血が下りてきた。 そのオレッちの様子を見て、聞いてもらえると思ったのか、なふゆはまた視線を彼方へ戻し、空に語りかけるようにゆっくりと話し出した。 「りっちゃんと出会ってから、二人で遺跡前に出来ていた市場に行ったよね」 「・・・・・・」 「見物しながら歩いていたら、わたしがお腹を空かせちゃって、動けなくなっちゃったんだよね」 「・・・まさか腹を空かせて行き倒れかけるなんて、想像も出来なかったぜぃ」 「あははっ、『お腹は空くもの』だっていうことを知らなかったから。あの時はわたしもビックリしたよ〜」 「なら、今はどうなんだよ。ここ最近、まともに食っているのを見たことがないぜぃ」 まともにと言うか、もともと食は細いほうだが、本当に全然食ってないから驚きなんだよな。 隠れて食っている訳でも無いし、どこから栄養補給しているのやら。 「うん、不思議だよね。わたしにも良く判らないんだけど、全然お腹は空かないんだよ」 なふゆは目を閉じて、すぅ〜と大きく息を吸い込む。 そしてゆっくりと吐き出しから目を開けた。 「こうやって思いっきり深呼吸すると、周りの木とか草とか、空とか海から力が貰えるような気がするの」 「ふむ・・・」 どっかの仙人がカスミだけ食べて生きているみたいなもんか。 コイツは精霊だし、ある意味モノを食っていた今までの方がおかしかったのかもな。 「あの時は通りすがったアリエスくんが、みそ汁っていうのを作ってくれたんだっけ。見た目は真っ黒で変わっていたけど、美味しかったな〜」 また食べてみたかったな、となふゆは当時を思い出して呟いている。 「あとは、市場の目立たない所にあった『酒場』によく行ったよね」 「あそこはけっこうなふゆのお気に入りの場所だったな」 「うん。菜月さんとか偽者さん、ラフィーネさん、よろいさんと会ったな〜」 そこは一階が酒場、二階が宿屋になっているスタンダードな盛り場だ。 夜な夜な大勢のヤツらが集まり、遺跡内の冒険の話とか、情報交換・取り引き・道具作成・パートナー探しに来てるヤツも居たらしい。 「ついつい楽しすぎて、眠くなるまで居ちゃって・・・一度はよろいさんにおんぶしてもらって帰った時もあったっけ」 「オマエはけっこう周りに迷惑かけていたよな」 「う〜・・・、反省しているよ〜」 なふゆは口を尖らせて拗ねるような仕草を見せた。それでも話を続けていく。 「そういや、何か屋根にでっけいアンテナが刺さった所があったじゃねぇか」 「『はぐれあんてな』だね。あそこだとクリフさんとかオリヤちゃん、ルキさんに霧咲さんにゆ〜さんとかとよく話したっけ」 あそこは実に変な場所で、本来はへにゅ〜教とやらの集まる所らしい。 そこでの挨拶は「へにゅ〜」って言い、年から年中へにゅへにゅ言ってるような場所だ。 教祖、もとい狂祖がそこを支配しており、別になふゆは信者でもなんでも無いのに、やけにそこを気に入って入り浸ってたっけな。 「クリフさんとかオリヤちゃん、霧咲さんとかと一緒に闘技大会に出たこともあって、一試合ごとが楽しかったな」 「オマエはけっこう足手まといだったけどな」 「だって、闘うことは苦手だし・・・もうっ、りっちゃんはさっきから意地悪なことばかり言う〜」 「ははっ、まあ気にするな。だってよ・・・」 「だって?」 「・・・いや。だって、それがなふゆ何だから仕方ねぇさ」 「意味が判らないよ〜」 だって、なふゆがここを出て行っちまったらもうこんないつものやり取りだって出来なくなっちまうんだしよ。 オレッちは、思わず口に出そうになったその言葉を飲み込んだ。 そのことを口にしたら、今すぐにでもコイツが出て行っちまいそうな気がしたから。 ちょうどその時、“メッセージ”が飛んでくる風切り音が聞こえた。 「おっ、なふゆ宛に“メッセージ”が届いたみたいだぜぃ」 「あっ、本当だ。誰からだろう」 都合よく話を切り替えられてホッとしたりっちゃんは、なふゆが受け取った“メッセージ”を見ようと、なふゆの肩に飛び乗った。 それは普段目にしている物と少し違っていた。 届いたどの紙片を見ても、白ではなく赤い色に染まっており、よく見ると書いてあるのは、さっきなふゆが書いた文章だった。 「これはね、この島を出て居ない人に書くと、こんな風に戻ってきちゃうんだって」 なふゆは悲しそうな表情を浮かべ、帰ってきた“メッセージ”を見ている。 「リリィさん、雪花さん、シェスさん、あとヘビメたんさん・・・かぁ」 四人の名前を口にし、なふゆは手の中の紙片をキレイに揃えて、大切そうに巾着に仕舞い込んだ。 「リリィさんはね、かなり前にこの島を出た人なんだよ。急に出て行っちゃって、全然お別れも言えなかったんだ・・・」 なふゆは青空を見上げた。 雲はひとつも無く、大気の水蒸気が少ないせいか、とても深い青をしている。 「わたしは雪女だけど、リリィさんは雨女でね、いつも近くに居ると雨が降っていたっけ。空を見るのが好きな人で、よく一緒にこうやって空を見ていたんだよ」 続けて残りの三人との思い出も語っていく。 その横顔は本当に嬉しそうで、なふゆがどの位この島で出会った人たちのことを思っているのか、それが伝わってくる。 「・・・・・・」 「・・・・・・」 そしてしばらく沈黙が場を支配し、それを打ち消すようになふゆがポツリと口にした。 「わたし、みんなのことが大好きだよ」 飾り気の無い、心からの言葉。 「だから、ずっと迷ってたの。せっかく出会えたみんなと離れるのは、寂しいから・・・」 そしてなふゆは、今思っていることをどうやって言えば良いのかと戸惑いながら、不器用に言葉を紡いでいく。 「ずっと、誰かがわたしを呼んでいる気がするんだよ。誰なのか、何処に居るのかは判らないけどね」
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紗月(3)からのメッセージ:![]()
アイナ(38)からのメッセージ:
ヴィルヘルム(94)からのメッセージ:
フェンネル(600)からのメッセージ:
スノー(708)からのメッセージ:
ミルワ(772)からのメッセージ:
“銀の”召喚士稲月(785)からのメッセージ:
聖職者カー子(883)からのメッセージ:
とーね(997)からのメッセージ:
アレフ(1028)からのメッセージ:
サヤ(1029)からのメッセージ:
雷鼓(1128)から式神が言伝を伝えに来た:
こたつむり(1379)からミカンが届きました:
ぴぃ(1414)からのメッセージ:
ふれあ(1519)からのメッセージ:
ゆ〜(1520)からのメッセージ:
動像愛好家しあ(1689)からのメッセージ:
マネッタ(1820)の愛:
ミオ(1919)からのメッセージ:
ミラ(1949)からのメッセージ:
今日はメッセージを送っていません。
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マネッタ(1820)の愛: ![]()
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![]() | そだっていく、ちいさな草と葉。 〜千草〜 |
ミオ(1919)からのメッセージ: ![]() 纏わせてみるのね。 少しだけ、糸もあるけれど、 この糸も、結ってみるのに、合わせられるのかな?」
偽島一のおつかい海月ウメ(1659)は蛸ではありません。もちろん火星人でも。:
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技回数の振り分けが確認されませんでした、てきとーに振り分けます。 グリームビート に技回数を 8 振り分けました! カース に技回数を 8 振り分けました! ディム に技回数を 13 振り分けました! 萌えろ に技回数を 10 振り分けました!
現在の体調は いい感じ! |
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【合言葉&場所チェック】 合言葉一致者なし! 単独行動! パーティ名: 溶けかけの雪だるま 【遺跡外でまったりしてます】 HP/SP/持久が全回復しました! 体調が"いい感じ"まで回復しました! 技回数が全て0になりました、技回数を振り直してください。 【成長】 能力CP が 93 増加! 戦闘CP が 91 増加! 生産CP が 19 増加! 上位CP が 68 増加! NP が 1 増加!
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
![]() | Data (第66回 第68回) |
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ENo.107 銀雪を纏いしモノ |
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* 単独行動中 * ![]() |
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[PL] 節季を謳いしモノ |
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