エニシダ「………ああ、聖痕でもいいか。アガペーに溢れてるなら良かったのにな（菓子をつまみながら至極テキトーに）」

”死影”の零(118)からのメッセージ：
零
「……ここにいるとエゼに対しての、TCの評価がよく分かるな。
　悪い奴ではないんだが……困った奴ではあるが」

「……だんまりか。まあ、いい……誰にだって言いにくいことはある。
　――お前が袖すらも捲らない理由は、これだろう？」
　コートで隠れていた腕を見せるように上げる――その腕には何かで打たれたかのような無数の傷跡が浮き出ていた。

「しかし都合よくハンガーが置いてあるわけもないか……椅子にかけておくとしよう」
　フォウトの言葉に従って椅子にコートを掛け――ようとしたが、視界の隅に機械人馬の姿が映った。

　　　　　「……」
　　　　　　肩に掛ければ乾きも早いだろうか、という考えに至った零は音もなく機械人馬に忍び寄る。

ソニア(959)からのメッセージ：
ソニア「貴殿の居た大陸にあったかどうかわからんが、氷晶石ならまだ手に入ったな。使い捨てになる代わりに、価格は安い。魔力の放出量を魔術師に絞って貰えば、冷たさも１週間くらいは連続で持続する。砂漠や酷暑地帯では役に立った。＞フォウト殿」

ケイロン(1069)からのメッセージ：
アーサーに頷く。
「面白い物、か。何を面白がるかは人に拠るからな……例えばどんな物だね？」
腕組みし。
「パワーストーンの価値も次第に落ちて居るからな。交換が主流に成るのも仕方無い。俺は如何も実用的な物を欲して仕舞うんだが……フム。」

「戦争、か……何処も変わらんな。人間は人間以上の力を鋼に求める。
案外君の言う者達も、俺の様に旅に出て居るのやも知れんよ。フフ。……故郷に帰らぬ旅か、小旅行かは解らんがね。」

ソニアの言に耳を傾け。
「狂気と呼ぶべきかは解らんさ。戦いに昂揚するのは生物の本能にとって自然な事だ。……戦いの中に己の死を求めるなら狂気と呼べるやも知れんがね。死を求める本能は、生物には、無い。
が、貴女の話を聞く限りでは、生物的……否、動物的な喜びの方を感じるよ。或る意味で、生命賛歌だ。」