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探索24日目 基本行動の宣言を確認しました。
「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 |
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… 教会の庭の小さなもみの木の上にキラキラと輝く星や月や十字架の飾りつけは、それはもうびっくりするほど 精巧にできていた。王都の専門の職人に作らせたかのようなその出来栄えに、ただただ驚くばかりの私の表情を 見て、マ・ジョリーは誇らしげに胸をそらせて言った。 「どうかしら? 私の飾りつけの腕前、ごらんいただけまして?」 「あっ、『私の』ってリーリル、お前、俺も手伝ッてたじゃねーか!」 横からムッとした調子で口をはさむティムに、 「あら? ティムなんてここのところ毎日外で遊び呆けて…手伝ったのだってほんのわずかばかりでしょう? ほとんどは私の作品と申し上げても過言ではありませんわ」 馬鹿にした調子でひらひらと手を振ってみせる。 さらに何かを言いかえそうとして、少年は言葉を飲み込み、ふくれっ面でぷい、と顔をそむけた。 「もう、ふたりとも…せっかくの聖誕祭なのにやめなよ」 ノエルがお菓子の皿を持って、厨房のほうからひょっこりと姿を見せる。 「グランマがお菓子焼いてくれたよ! ほら、一つづつとって!」 男の子にせかされ、お菓子を手にとって口に運んだ二人の表情がみるみるとろけるような笑顔に変わった。 これはおいしそうだなぁ、と私が言うと、ノエルは自分がほめられたかのように満面の笑みを浮かべ、 「でしょ? グランマのお菓子は国で…ううん、世界で一番だもの!」 そう言って、自分も皿の菓子を一つ掴んで頬張った。 「そういえばノエル、シィは?」 「んー、まだ厨房でグランマとシスター・メリルの手伝いしてるよ。だって今日は『特別』だもんねえ」 少女の問いに菓子を口に入れたままモゴモゴと返すと、 みっともない、ちゃんと食べ終わってからしゃべりなさい、とたしなめる彼女にくるりと背を向け、 「僕もまた手伝いにいってくるね! 兄ぃもリーリルも、手が空いたら手伝いにおいでよ」 パタパタ、と元来た廊下を駆けていった。 「待てよ、ノエル! じゃ、俺も行くわ。 リーリルも早く来いよ」 ティムが後に続くように部屋を駆け出していく。 「ちょっと2人とも、廊下は走らないの! あと私は『リーリル』じゃなくて…」 ふう、とため息をつく彼女を見て、私は思わずくすくすと小さく笑いを漏らした。 そんな私を見て、マ・ジョリーはみるみるうちに顔を真っ赤にして、 「あっ! そう、聞いてくださいませ! みんなひどいんですのよ! みんな私のこと、シスター・メリルみたいに凶暴だから『リーリル(リトル・メリル)』だ、なんて! あ、わ、私は別にシスターのこと『凶暴』なんて思っておりませんですけどね? ただ、私もシスターもみんなのことを思えばこそ、こう、わざと厳しく…」 などとものすごい剣幕で詰め寄ってきた。 適当にかわしながら、それにしても君たちは5人とも仲がいいね、と言うと 急にマ・ジョリーは勢いを失い、そうですわね、と小さく微笑んだ。 「…でも当然だと思いますわ。私以外みんな、ティムも、シィも、アインス姉様も……ノエルも、 『自分を産んだ人たち』のことなんて何も知りませんもの。 私はお父様やお母様のこと覚えてますけど… でも、やっぱり自分にとって『家族』というなら…ここのみんなのこともそうなんだってそう思います」 マ・ジョリーは、では、と私に頭を下げ、厨房に向かった2人を追って部屋の扉のほうへと2,3歩進み、 ふと思い出したように再び私のほうを振り返った。 「そ いえば、 様、アインス姉様の具合は かが ですの?」 「ああ。 アインスはそう、彼女は っと さ が っても のために だ … 空は白み始めていた。 ゆるゆるとその場に体を起こす。服は砂埃に汚れ、手や足には無数のかすり傷が出来ていたが どうやら大事には至らなかったようだ。 砂漠を抜けた平原に、私はいた。 『かがり火と花』の会合のあった森はどこかに消えうせていた。 いや、あれは『会合の場所』として用意された空間なのだから、もともとどこにも存在はしない場所なのだ。 『会合』が終わったため、元の場所へ戻ったのだろうか。それとも、『会合場所』で意識を失うと 元の場所へ戻されるような仕組みになっているのだろうか。 …まさかコミュニティの誰かが私をここまで運んできたわけはあるまい。 はるか向こうの地平が薄く白い光で霞んでいるのが見える。 朝日などではない、何か魔法的な光だった。 のろのろと這うように私はそこを目指し、歩きはじめた。 方角からいえば、そちらには魔法陣があるはずだ。名前は…そう、たしか… 「『小さな花園』」 りん、とした少女の声が響いた。 振り返った私の後ろに『彼女』が立っていた。いつものように焼け焦げた姿ではなく、 後ろでひとつに束ねた銀色の美しい髪と、雪のような白い肌、鳶色の瞳…生前の姿を取り戻した状態で。 「アインス」 私は『彼女』の名を呼んだ。彼女はそれに答えず、すっと腕を挙げ、無言のまままっすぐ魔法陣の方角を指差した。 再び、私は魔法陣に向かって歩きはじめた。 …そこに『彼』が待っているのではないか? ふとそんな考えが頭をよぎったが、私の足は止まらなかった。 やがて魔法陣が見えてきたとき、私はふと、遠くから見たあの光が魔法陣から発せられているものでは ないこと、そして魔法陣近くのあたり一帯に、一面、白い花が咲き誇っているのに気づいた。 『小さな花園』。 さらに向こうには地下に続く階段が見えたが、私にとってそれはどうでも良いことだった。 花の中にたった一つ、今にも咲きこぼれんばかりの小さなつぼみがあった。 他の花はそのつぼみがまとう薄い光を反射し、白く輝いていた。 あたり一面に広がるこの淡い光の大元は、その小さなつぼみの隙間から漏れているものらしい。 同時に私は思い出した。あの孤児院の庭の隅で一輪だけ風に吹かれ揺れていたあの花。 これだ。これと同じ花だった。 イニア。 天使が地上に種を撒いた植物。 3年のうちに一度、朝日が昇ると同時に花を咲かせ、その花弁が開く瞬間に、 かけられた願い事は何でも叶えてくれるという魔法の花。 「みんな、アインスの病気の全快を祈っていたんだ」 不意に後ろで声がした。『彼女』のものではない、男の… しかし『彼』のものとも思えない、小さな少年の声だった。 ハッと身を固くして振り返ると、そこには、やはり見覚えのある少年が数年前の姿のまま立っていた。 「花が咲くはずだったその日の夜、僕たちは死んでしまって…その願いは叶わなかったのだけど」 「ノエル」 私を殺しに地獄から甦ってきたのか。その言葉は声にならなかったが、ノエルは小さく頭を横に振った。 「そうじゃないよ。そんなことはもうないんだ…『地獄』では『現世の因縁』は持ち込めないから」 そう言うと、ふと彼は何もない虚空へ両手を伸ばした。 「アインス」 名前を呼ばれ、『彼女』の姿がそこに現れた。ノエルはアインスの頬に触れ微笑んだ。 彼女もまた、幸せそうな微笑みを浮かべていた。それを確かめるように彼はアインスを しばらく見つめていたが、やがてまたこちらに静かに向き直った。 「アインスのこと…『怨霊』だって思ってたかもしれないけど、それは正しくない。 彼女はただ『迷子になっちゃった』だけなんだ。 生きていた時自分の最期に残した思いに とらわれて、こっちへの『帰り方』を忘れていただけ…」 少年は再びアインスのほうを向き直り、何かを小さくつぶやいた。 アインスは小さくうなずき、私に向かって小さく微笑みを残し、姿をかき消した。 遺跡の道中で見たようなあの壮絶な笑みとは程遠い、全てを満たされたようなそんな穏やかな笑みだった。 「…アインスは」 私はようやくの思いでそれだけ声をしぼりだした。 「帰ったよ…『僕らのところ』へ。そこにはみんないるんだ。 シジマも、リーリルも…あなたの奥さんや娘さんだって」 「メリィも…マチルダも…」 地獄にいるというのか。ノエルはまたも私の心を見透かしたかのように小さくうなずいた。 「うん…でも、あなたの想像しているようなところとはきっと違うと思う。 『地獄』は『現世の因縁を持ち込めない』…だから僕らは全てを向こうにおいてくるんだ。 そこは現世の罪を償う場所じゃないし、善人に祝福が与えられる場所でもない。 ただ、全てが平等に迎えられる場所」 「それは…まるで天国じゃないか」 「そうだね…それはきっと同じ場所だと思う。あなただってきっと同じ場所へ来ることになるよ」 少年のつぶやきはもう私の耳には届かなかった。 それならば…それならば私は…私は何のためにあの日、孤児院の子供たちを手にかけたのだ? 違う。私は…私はただ、私の教区の人々の幸福を… まわりがぐん、と明るさを増した。朝日が昇りかけているせいもあるが、 イニアの花がゆるゆるとその花弁を開き始めているせいでもあった。 それに合わせ、ノエルの体も消えていこうとしていた。 はっと私はそれに気づき、彼の体にすがりつこうとした。が、私の手はただ彼の体をすりぬけた。 それを何故かどこか寂しそうな表情で見つめていた彼が不意に思い出したように叫んだ。 「そうだ、早く! イニアの花のお願いは、『あと半分』残ってるよ… アインスが半分、こっちに『帰る』ために使っちゃったけど…アインスは体がないから半分… あと半分はあなたが使うといいよ」 「半分…」 「そう、半分。償いも報いも死後には持ち込めない。だから、僕らにはもう願い事なんてない。 これは、生きてるあなたが使うんだ」 「生きている私が…」 おうむ返しに彼の言葉を繰り返して顔を挙げたとき、そこにはもうノエルの姿はなかった。 またいっそうあたりが輝きを増した。イニアの花が満開に咲こうとしている。 願い事を。そうだ。私はありったけの力で『願い事』を叫んだ。 キィン、と空気がはじけたような感覚がして、不意に目の前が真っ白になった。 … この日記を私以外の誰かが見ているとするのなら、おそらく、私はもうこの世にはいないのだろう。 この日記を読むあなたにお願いがある。 私の願い事は、その半分でもいい、叶うことがあっただろうか。 それを確かめてほしい。日記を手にとったあなたならいずれ『私の願い』に出会うことがあるだろう。 人と人の間には引力があるからだ。そのとき『私の願い』は一片でもいい、私の罪を償 ====== ページの途中から一面赤黒い染みがひろがっています。 以降の日記は書かれていません。
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ストレートパンチ に技回数を 3 振り分けました! バトルダンス に技回数を 2 振り分けました! ヒット&アウェイ に技回数を 6 振り分けました! ダイビングニードロップ に技回数を 4 振り分けました! マシンガンナックル に技回数を 4 振り分けました! ハートブレイクショット に技回数を 2 振り分けました! ソニックタックル に技回数を 3 振り分けました!
ブルーベリーマフィン を食べました。
武具に T・H・U・G Fist を装備!
【大乱戦参加メンバー】
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訓練により 敏捷 が 16 上昇しました!(能力CP - 19 ) 訓練により 敏捷 が 17 上昇しました!(能力CP - 21 ) 訓練により 格闘 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 16 ) 訓練により 格闘 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 17 ) 訓練により 装飾 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 25 )
簡単な保存食 を買いました。(- 40 PS) B1F B-23 魔法陣〔始まりの右足〕 に移動しました!
B-22 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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にら(1240)の声が届いた:![]()
ミルラ(564)の声が届いた:
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通常戦が発生!
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![]() | Data (第23回 第25回) |
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ENo.358 サムザ・ラフィン |
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* 単独行動中 * |
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[PL] ラフィンの中の人 |
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