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探索18日目 基本行動の宣言を確認しました。 「取引行動」の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「対集団メッセ」の宣言を確認しました。 「闘技大会」の宣言を確認しました。 「装備とセリフ」の宣言を確認しました。 |
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![]() | Diary |
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「へ〜! じゃあミィニィはそうやってリュートさんと一緒に行動するようになったんだ」 「あ、ああ……」 楽しげにミィニィの話を聞くミゥリィの迫力に圧倒されながらも、ミィニィは話を続けた。自分がこれまでに歩いてきた道を。 その一言一言をミゥリィはまるで自分のことのように驚き、喜び、時には悲しみ、語る本人のミィニィよりも感情豊かにそのエピソードの数々を彩ってくれる。 奥の部屋、ミゥリィの私室へと通されたミィニィは小さなテーブルに座らされ、彼女が淹れてくれたお茶を飲みながら話し続けている。ミドリがいつも淹れてくれる市販の安いお茶の味に慣れていたミィニィにとって、その高級そうなお茶は少々匂いが鼻に付く。だが味自体は悪くはないためそう気にした風でもなかった。 ちなみに部屋には彼女たちだけで、リュメイは部屋の外で待機していた。 「じゃあリュートさんがいなかったら、ミィニィっていつまでも森の中だったんだ」 「べ、別にリュートが邪魔さえしなければ、私は戦士になれて……」 「でも結局、リュートさんが手を出してなかったら死んでたかもしれないんでしょ?」 「そ、それは……」 直線距離で飛んでくる指摘に何も言えなくなる。 その部分は、ミィニィにとっては払拭し難い過去だった。リュートがいなければ今頃戦士になっていた、リュートが邪魔しなければ、と言ってはいるものの、あの状況でリュートが助けに入っていなければどうなっていたかをよく理解しているのは当の本人である。それでも負けず嫌いのささやかな性分がそれを認められずにいた。 この日の、いやこのときのミィニィを普段見ている者がいれば驚くだろう。普段のミィニィはまるでその場に居続ける銅像みたいに無口だったのだが、会話を促されているためか今日のミィニィはよく喋っていた。ひとつの事件の経緯を説明できるほどの言葉を話したことなど、森を出てから一度もなかったことだ。 「それに私、森を出る前のミィニィのことは知らないけど、今はすごく楽しそうだしそれでいいんじゃないかな? 終わったことをいつまでも引きずってると今の自分を取り巻く環境を楽しめないわよ」 「それには一理あるが……」 「でしょ? じゃあそのことはもう終わってみれば楽しい思い出だったことにしちゃって、その後のミィニィの話を聞かせてよ!」 「……ミゥリィ。ひとついいか?」 「ん? なになに?」 この部屋に入ってから、ミィニィが話題を振ったことはない。一方的に話しかけていたミゥリィにとってミィニィから話を持ちかけてきたのは初めてのことで、傍目にも解るくらい嬉しそうな表情でその後を促した。 その様子にたじろぎながらもミィニィは言い辛そうにその疑問を口に出した。 「どうして、私をこの部屋の中へ? リュメイは部屋の外に居るのだから、当然私も部屋の外に居るはずじゃ……」 「あ〜、あの二人は別よ、別。私が部屋に入ってもいいって言っても『神官長の候補でもあらせられるミゥリィ様の寝室に足を踏み入れるなどあってはならない! ましてやそれが年若き女子の部屋ならばなおさらのこと!』って言って全然入ってこないの。リュメイは照れながらだからまだからかい甲斐があるんだけど」 どちらかはわからないがわざわざ声真似までして熱く語るミゥリィ。その姿はこの街に着くまでにリュメイの口から語られていた彼女のイメージとはかけ離れたものだった。まるで現代に転生してきたかのような聖女のように語られてきた彼女だったが、ミィニィを前にした現実の彼女はまるで年相応に明るく振舞う。その口調や声色も、リュートたちと公的な立場でやり取りを交わしていた彼女からは程遠い。 この邪神の信仰に包まれた街サンハーラ、その信仰に決着をつけるかもしれないといわれる彼女は、その公的な立場から一歩外れればそこにいるのは知らずに街の中ですれ違っていても違和感のない普通の女の子だった。 ではそんな彼女と向かい合っている自分はどうなのだろうか? ミィニィはふとそんなことを考えた。 今でこそリュートやミドリと一緒に色々と面白みのある生活を送っているが、それまでの彼女はこの街同様、いやそれ以上に文明から隔離された森の中で育ったのだ。それも物心着く前から戦士になるための修行を毎日続けながら。当然その生活の中には世間一般がいう「普通」の生活はほとんどなかった。毎日の鍛錬はもとより、あの街に移り住んでから初めての友人のジョシュアともその付き合い方のほとんどは体術の師弟といった感じだった。リュートの部屋の中にいてもソファに黙って座り込み、一日の疲れを静かに癒していることがほとんどだ。 リュートの仕事に同伴している時もそうだ。頭を使うことや事務的な補助は全てリュートとミドリが担当し、ミィニィはもっぱら戦闘要員といった感じだ。公私の表裏をはっきりと別けているミゥリィに対して、ミィニィには戦闘種族としてのひとつの面しか存在していないのだ。 「一体自分は何なんだろう、って顔してるわよ?」 不意にそんな言葉を掛けられ、慌てていつの間にか俯いていた顔を起こす。するといつの間に近寄ったのか、すぐ目の前にミゥリィの顔があった。普段ならば絶対にしないであろう、テーブルの上に体を乗り出して互いの吐息が触れ合いそうなほど近くまで顔を近づけ、困惑するミィニィの目を覗き込んでいた。 その突然の行動の意図が掴めず、また彼女の発言の経緯もまるでわからないためそれ以上どういう行動を取ったらいいのかわからず、ただ彼女に付き合うように見つめあうことしかできなかった。 やがて気が済んだかのようにくすりと笑ったミゥリィは姿勢を正し、改めてミィニィの顔を覗き込む。 「おかしいわよね、ついさっき会ったばかりだっていうのに。なんだかミィニィのこと、双子の姉妹みたいに思えちゃって。やっぱり色々なところが似てるからかしら」 鈴を転がしたかのように綺麗な声で笑い、それも一瞬のことですぐに後を続ける。 「だからなのかな。詳しくはわからないけど、ミィニィの考えてることがなんとなくわかるような気がして。今ミィニィが考えたこと、ひょっとしたらこんなことなんじゃないかって。当たってる?」 それ自体は特に否定する内容でもないので、こくりと頷いた。 やっぱり、とミゥリィは嬉しそうな顔で残っていたお茶を口に含んだ。 「私もね、昔はそう思っていたこともあったから」 その顔にふと憂いの色が浮かぶ。何事かと尋ねようとしたが、その表情がミィニィに向けた言葉ではないことを伝えており、おとなしく次の言葉を待った。 「小さい頃、色々とややこしい習慣があるからそこは省くけど、私が次期神官長だって言われてね。そのときはすごく嬉しかったの。先代の神官長様にはすごく憧れていたし、いつかあの人のようになりたいと思っていたからまさに寝耳に水っていう感じで。その後は毎日毎日神官長になるためのお勉強ばかりで、それまでの普通の女の子の生活なんて小さい頃に見ていた夢のように思えたときもあったわ。そんな時ね、ふと思ったの。本当にあれはただの夢で、神官長になるためのお勉強をしている私が本当の私。あれ? でも待って? じゃあ小さい頃の記憶がない私って一体何者だったんだろうって。小さい女の子の他愛もない妄想。今はすっぱりと割り切れてるけどね」 そうして悪戯っぽく微笑んだミゥリィには、先程の憂いの色が消えていた。 課と思えば、ミィニィとこの部屋に入ったときのようにわくわくした笑顔で再び、しかし今度は小さく身を乗り出す。 「私ね、ミィニィの話を聞いて、すごく羨ましいって思ったの」 「羨ま……しい……?」 「そう。特にリュートさんと一緒に森を飛び出したところから」 呆気に取られながらも、ミィニィは彼女の瞳がミィニィに向けながらもどこか遠いところを見つめているかのように感じた。 「いつもいつも事件がいっぱいで大変で、でもそこにはいつも新しい風景があって、新しく出会う人がいっぱいいて、毎日がとてもめまぐるしくて」 まるで歌うように語る彼女はすくっと立ち上がり、窓の方へと歩いていった。 釣られて視線を移したミィニィの目に飛び込んだのは、サンハーラの町並み。ただし窓の下の部分には今彼女たちがいる中央ブロックを囲んだ壁がその街並みを遮っていた。 「いつも同じ景色を眺めて、同じ日々を過ごしている私にとっては、それはすごく素敵なこと。私もそんな日常に飛び込んでみたいなって。ねえ、ミィニィ」 「なんだ?」 「ミィニィは、今の生活に不満はあるの?」 その質問にしばしミィニィは考え込む。不満があるかと問われれば沢山ある。その不満の元は、主にミィニィの同行人であるあの男に発端があった。 あの男に言いたい事は山ほどある。だが実際にそれを言葉にしようと、意識しようとしてしまうとそれらは勝手に霧散してしまう。そんな思考の堂々巡りに陥りながらも、ミィニィは自分が感じているままをミゥリィに返した。 「色々あるはずなのに、言葉に出てこない。あるはずなのに」 その言葉に窓の外に視線を向けていたミゥリィはまたミィニィに視線を戻し、くすりと微笑んだ。 「私はね、すごく素敵な事だって思うの。あるはずなのに言葉にできない、それってミィニィが今の生活をなんだかんだ言っても気に入ってるって、好きなんだって事だと思ってるから」 口調と同じぐらい優しい足取りで席に戻ったミゥリィは、二つ並んだ空のティーカップを手に部屋の奥へと向かった。 「お茶、淹れ直してくるね。その後はまたミィニィの話、聞かせてほしいな」 その後も、同じ顔を持つ少女たちは夜が更けるまで小さなテーブルを挟んでいろいろなことを語り合った。 そうして嵐のようなサンハーラの三日間、その始まりの一日目は不気味なほどの静寂と共に過ぎ去っていく。その静けさはさながら嵐の前の何とやらという言葉をそのまま表したかのように、静かで穏やかな一日だった。
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【つぶやき】![]()
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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魅惑の核弾頭小石ちゃん(84)からのメッセージ: ![]()
ヴィルヘルム(94)からのメッセージ:
矜持(296)の声は猫背の割によく通る…:
フュリー(432)からのメッセージ:
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リコ(1227)は馬から下りてこう言いましたとさ:
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ブロウ に技回数を 5 振り分けました! スマッジィスマッシュ に技回数を 4 振り分けました! ストライク に技回数を 4 振り分けました! オーバーソウル に技回数を 3 振り分けました! ウェイクアップネイバー に技回数を 3 振り分けました!
ItemNo.8 おいしい草 を捨てました。
おいしい草 を食べました。
【第20回更新からの闘技大会参加メンバー】 闘 技 大 会 に参加中です!
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訓練により 器用 が 22 上昇しました!(能力CP - 21 ) 訓練により 天恵 が 14 上昇しました!(能力CP - 12 ) 訓練により 武器 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 21 )
芽美(1248)に 50 PS 渡しました。
簡単な保存食 を買いました。(- 40 PS)
芽美(1248)の所持する 白い枝 から 豪快なツインサマーソルト という 鞭 を作製しました。 B2F T-8 魔法陣〔戦塵〕 に移動しました!
S-8 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
えっちー(1659)の声が届いた:![]()
風人(1692)の声が届いた:
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![]() | Next Battle |
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B2F S-4 / 平原
通常戦が発生!
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![]() | Data (第17回 第19回) |
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ENo.71 ミィニィ=シルケーリンク |
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ENo.521 ザ・グレート・ビューテフル・ハルシフォム ![]() ![]() ![]() ENo.780 メーデー=メーデー・ニャールラトホテプ |
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[PL] セシル |
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