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世界共通!
No.3241 コガ・コーラ友の会
定桐 右水


コガ・コーラ友の会

とある分割世界からセルフォリーフへ来訪した一人の男が居た。

彼には住んでいた世界においてもはや中毒とも言えるほど嵌っている飲み物が有った。
その名は『コガ・コーラ』
赤っぽい容器に密封され、中の飲料は黒くシュワシュワーな、飲む者を魅了して止まない炭酸飲料である。

そして、彼は一日一缶は『コガ・コーラ』を飲まないと次の日に死んだ魚の様な眼をする…そんな末期的な中毒者であった。
(生産元の名誉の為に断っておくが『コガ・コーラ』はカフェインを含むが麻薬の類ではない)

そんな彼が他の分割世界へ渡るに際して最も危惧したのは当然ながら『コガ・コーラ』の存在だった。
多くの分割世界には似たような炭酸飲料が有ると聞き及んでいる。
ただ、セルフォリーフに確実に存在するかは分からない。それが不安だった。

そこで彼は考えた…。
ギャンブルは止めよう。伸るか反るかのギャンブルをしてはならない。
ならばどうするか…。

「セルフォリーフで仕入れよう。」

彼がその思考に辿り着いたのは自然なことである。
幸いな事に彼が住む分割世界はごく僅かながら他の分割世界との交易も認められていた。
思いついたその日から、セルフォリーフへ渡る日まで走り回り多くの手続きを済ました彼は遂に『コガ・コーラ』を少量ながらセルフォリーフで仕入れる手筈を整えた。

だが、当然ながら問題はある。
まずセルフォリーフでの『コガ・コーラ』の買い手は彼以外存在しない。
故に定期的に届けられる『コガ・コーラ』は全て彼が買い取る事で契約は済んでいる。
また、その量は少ないとは言え流石に彼一人では余る量である。勿論延々と買い続けるにはお金も足りない。

以上の事から彼の苦肉の策が破綻する日は近いと思われた。
しかし、そこで彼は足掻いてみた。

「『コガ・コーラ』を知るもの来たれ!」

その日以来、セルフォリーフの冒険者達の間には『コガ・コーラ』を販売する謎の倉庫が有るという噂が流れたのであった。

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≪コミュ設定≫
飾り気も何も無い貸し倉庫の中で冷えた『コガ・コーラ』が売られています。
(コミュの設定的に飲んだ飲料は有料 銅貨1枚 という設定です ⇒ 当然ゲームでの支払いは不要です)
買って帰るも良し。その場で飲むも良し。雑談も大歓迎です。
暴れるのは勘弁して下さい。

※『コガ・コーラ』以外の炭酸飲料が偶に混じってても気にしない



コミュニティ参加者


 ENo.3241 定桐 右水来人(改β)
参加者 計 1