どちらの世界とも区別が付かない曖昧な場所に古ぼけた建物があった。

何故だか屋根にワカメが一本ぶら下がっている。

扉を開くと、そこには不思議な道具が乱雑に床に散らばり、ある物は壊れ、ある物は絶妙なバランスで立っていたりする。
何となく磯臭い。

そのカウンターに座り、足をぷらぷらさせている少女が来店者に気づき、にこりと笑う。

「いらっしゃい。かなり散らかってるけれど何の特徴もない魔法店よ。そのうち片付くと思うからゆっくりしていってね」


――そこは不思議な魔法店。



誰かの記憶の片隅にあるあの場所かもしれません。
知ってる方はそのままそっと胸の中で。
知らない人のためにご説明しますと仲間内のギルド、兼、何か大騒ぎなコミュニティです。

参加は今のところ仲間内だけとなっておりますのでご了承ください。その後はどうなるかわかりません。

今回もおそらく騒がしいことになるかと思われますので、生暖かい目で見守ってくださるとありがたいです。
某所でコミュランキング上位に躍り出る事はさける！これ目標！


最終更新　(11/09/30)

由依(2298)からのメッセージ：
由依「じんごーじんごー。みなさまいかがお過ごし？」
由依「中には『寒いんだよちきしょうめ』とか『冬眠したい……』とか『家から一歩も出たくない』とか」
由依「色んな意見があるかと思うのだけれど、そろそろあの時期よね」
由依「そう！クリスマスですわー♪」
由依「クリスマスの起源はご存知かしら？説明が正直面倒なのでざっくり省くので知りたい人はウィッキーでも見てもらうとして」

由依「みんなキリストさんの誕生祭だとかは何となく知ってるかもしれないけど、決して意味なくイチャイチャする日ではありません決して意味なくイチャイチャする日ではありません」
由依「皮肉を込められて『聖』を別の字に変えられちゃったりするわよね」
由依「ま、それに固執すると寂しい人になっちゃうので程ほどにね」
由依「話が逸れてしまったけれど深く掘り下げていくと面白い説も多いの」
由依「例えば『X'mas』の『X』はギリシア語の頭文字を取ったもので読み方は『カイ』。ローマ字のXが使われるのは似ているからだったり、そのX自体が十字架を表す、なんて言われたりもするのよ？」

由依「後は子供の味方、大人の財布泣かせなサンタクロース。良い子にプレゼントを配る存在として知れ渡ってるかと思うけど、実は場所によってはプレゼントを持ってくるのが魔女であったり、妖精だったりもするの。意外だったかしら？」
由依「今挙げた他にも様々逸話があったりするからそういうのも調べてみるとおもしろいんじゃないかしら」
由依「さっきも言ったとおり魔女がプレゼントを配るなんていう話もあるので、由依さんそこに目を付けました」
由依「というわけで由依ちゃんが良い子にプレゼントをあげまーす。今年良い子だったと思う子は挙手してね」
由依「ちなみに自己申告は結構ですけど、ジャッジは私の独断でやります。そうじゃないと思った子には冷たい言葉と場合によっては問答無用に撃ち込みます、容赦なく撃ち込みます、何をとは言いません」

由依「じゃあ良い子だった人手を挙げてー」
由依「はーい！良い子でしたわー♪」
人形「誰がですか！誰が！あなたが一番手を挙げちゃダメでしょうに！」
由依「わお、人形が勝手に喋ってる！しかもこの肺腑を抉るかのような鋭いツッコミ、どっかの影と幸が薄い子を思い出すわ！」
人形「誰の事ですかね。それ誰の事ですかね。返答次第では容赦しませんよ？存在ごと封印してあげますよ？」

由依「なんだ、このちゃんか……」
このみ「なんだとはなんですか！何ですこの扱い！何で人形なんですか！というか何で思い出したくないこのやりとりしてるんですか！前振り長いし、それに反応がドライすぎません！？」
由依「わー、水を得た魚みたいね。相変わらずツッコミ大変ねぇ〜」
このみ「――それを本心で言ってるなら今度出会った時、覚えててくださいね」
由依「いやぷい、ですわ」

このみ「わー……久々に聞くとそれウザイですね」
由依「自分で言ってて『ないわー』と思うわ」
由依「それじゃこのちゃんの質問に答えましょう。あなたが存在する理由は二つ。一つは本編で人形作ったエピソードを入れたときに絵にしたら可愛いかな、と思って頼んだら描いてもらえたこと」
このみ「またよそ様に迷惑かけて……」
由依「二つ目は、恐らく――」

このみ「――？」
由依「このやり取りを求められている気がしたからー！やったわね、このちゃん。ここでは存在を求められてるかもね！」
このみ「やめてくれます、そういう言い方！」
由依「ちなみに不評なら降板ね」
このみ「それはそれで傷つくんですけど……」

由依「そんなわけで私からのプレゼントは魔法店、本格始動よ。二人で頑張りましょうね」
このみ「いやだ、って言っても聞いてくれないんだろうな……はぁ〜」
このみ「ところで気になってるんですけど、カボチャのなんちゃんは何処にいったんですか？」
由依「――――――」
このみ「――――――」

由依「なんちゃんは、許されたのだ……」
由依「そんなわけでメリークリスマース、そして下手すると良いお年をー！」
このみ「有耶無耶にしないですよね！？ちょっとー！」

＞祝・名前表示な人
由依「私、大人の事情とかってよくわかんなーい」
このみ「都合の悪い時だけ子供ぶるのやめてください。ハラハラするじゃないですか」

＞衛智
魔女「やったー！当たったー！正解にクリスマスプレゼントを所望するわ！ほらほら！」
このみ「カツアゲと何が違うんだろ、これ」
由依「確かに何かあった時にきそうよね。それが良い時なのか悪い時なのか、そもそも来るのかこないのか。彼の気まぐれ、というか気まぐれな運命まかせっぽいわよね」

由依「最高に余談だけど、そろそろ夜が明けるわね」
このみ「さっさと終わらせないからこうなるんですよ……」

壟(1455)からのメッセージ：
壟「はぁ……」
代「あれ？　師匠なんか元気ないね。どったの？」
壟「何だ……代、今はそっちに居るのか？」
代「ああ、えっとね。」

　「糞おおおお離せえええええええええ俺はあああああああああ俺は今年も暴れ倒してやるんじゃああああああああクリスマスに暴れなくて何がクリスマスじゃ糞がああああああああああああ！！」

代「……察して。」
壟「そうか、大変だな。野放しにはするなよ。」
代「一応、五重の結界で封じてるけど、いつまで保つかなぁ……」

代「それよりも師匠、なんか元気無いね。どったの？　何か悩み事？」
壟「あ、ああ……いや、おかしな話を聞いたものでな。」
代「何？　由依っちに縁のある人が今年関節技でK-1に優勝したとか？」
壟「いやそういうのでは……というかもうその事は許してやれよ、長く引っ張りすぎだろう。」

壟「その……遠い世界の話なのだがな。」
代「ほほう。」
壟「何でもクリスマスに、子供達が……面白がって竜を狩るのだとか。」
代「……は？」

壟「しかも竜に襲われてるからとか、弱肉強食の世界で倒していかないと生活が出来ないとかそういう問題でも無く！　ただただ面白半分どころか面白全開で竜を狩るらしい！　現に前回、由依殿も私を面白全開で狩ろうとしていたし！　何なんだ竜ってそんな不遇な生物なのかッ！！」
代「あの、師匠……？」
壟「……そう思うと、私もこの聖夜を生き延びる事が出来るのかどうかと思うと……！！」
代「……はぁ。」

代「師匠。」
壟「何だ？」
代「その……うん、ドンマイッ！！」
壟（……何かを諦められた気がする。そんなに変な事を言っただろうか……？）

星牙「＞由依っち
　先程、結界の何かの衝撃で破けました！　今すっげえ裸なんですがッ！！」
壟「威張ってる場合か。何か着ろよ。」
星牙「其れよりも屈強ナースですかッ！！　其れは其れは迚（とて）も面白そうだッ！！　くっ、早く此の結界を解いて其方に向かわなければッ！！」
壟「永遠に来るな。由依殿も何故私を目の敵にするのか、私が一体何をしたと……？」

なきちゃん(1470)からのメッセージ：
なきちゃん「由依さん＞
あんまり深く追求しない事にします。」

なきちゃん「ガルル＞
クリスマスって言うのね。赤ら顔で真っ赤な服を着た老人が、「悪い子はいねーがぁぁぁぁ！！」って言いながら家々を訪ね歩く日の事ですよ。良い子には贈り物をしてくれて、悪い子は手に持った大きな袋に入れてさらって行っちゃうんだそうです。」

なきちゃん「衛智さん＞骨太君、居なくなっちゃいました・・・」

ダブ(2903)からのメッセージ：
ダブ「石の向こうの人＞
ドワーフの寿命は人間の２〜３倍ほどじゃ。ワシはまだ若い方じゃよ。よければ今時の流行りのデコで、この石をキラキラにしてやろう。持って通話するのが恥ずかしくなる位にデコってやるわい。」

ダブ「由依殿＞
歌姫になったり龍殺しになったり、忙しいものじゃの。」