あなたは道端の看板にふと足を止める。

『喉は渇いていませんか？　お腹はすいていませんか？
心身どちらかでも満たされないと感じている方は当店においてください』

看板の記された矢印の方を見上げれば、石段の上には鳥居が見える。
あなたが石段を登って鳥居をくぐると、そこには一軒の古びた寺が姿を現す。
寺に立てかけられたホワイトボードの一番上にはマジックでこう書かれている。

『寺院カフェ・ニルヴァーナへようこそ！！』

あなたの目の前でひとりでに寺の扉が開き、そこから１人の少女が顔を出した。

「あ、お客様ですね？　お待ちしておりました」

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異様な店だ。

客の大半は頭を剃り上げて、僧衣に身を包んでいる。
そんな坊主同士がテーブルで向かい合い、イチゴパフェをつっつきながら談笑している。

「今年のニューモデル…クロームシルバーの数珠ってヤバくね？　アレつけてたらモテるかなぁ？」
「いやー…今年はデニムの袈裟が来るってマジで！！」

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異様な店だ。

板張りの床の上には洋風のテーブルが置かれ、本来ならば仏像が置かれているであろう場所にはケーキのショーケースが並んでいる。
壁には宗教色の強い絵画のタペストリーがかかっているが、それらの図柄は受胎告知であったり、ガネーシャ神であったり、てんで統一感が無い。

こういう気分を「狐に鼻をつままれたような」と言うのだろうか？
あなたは寺の隅に置かれた石造りの稲荷を見ながら、ふとそんな事を考える。

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「おかしな店だろう？」

店の主人だろうか？
いかにも喫茶店のマスター然とした初老の男が君にコーヒーを差し出す。

「ここは、カフェ・ニルヴァーナ…あのお嬢ちゃんはこのクソッタレな世界で博愛思想を広めて世界を平和へと導きたいんだそうだ。
まぁ、付き合って説法を聞いてやってもいいし、無視して俺の自慢のケーキを味わって帰るんでもいい。ここへ来たのも何かの縁。このコーヒーはサービスしておくぜ？」

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ここは、お寺を改装したカフェ・ニルヴァーナ。
発起人のみろくの考える「自分の説法を広く人に説く場所」として機能しているかははなはだ疑問ですが、「女の子とお話出来る！！」というみろく目当てのお客さんから、物資不足のこの世の中で何故かここでは食べられる甘いお菓子目当てのお客さんまで、店内はなかなか盛況の様子です。

なお、プチ出家してみたいお客様向けに、剃髪サービス、袈裟、巫女装束をはじめとする各種宗教衣装の貸し出しサービスも行っていますのでよろしくお願いします。

※コミュニティールール
【絶対暴力】所持者：マスター
コミュニティー内部で暴力沙汰が起こった時【絶対暴力】を持つキャラクター、ＮＰＣに勝利する事は不可能とします。

弥勒(1341)からのメッセージ：
弥勒「……」
ナレーション
クーヤがきびすを返したのを見て、弥勒が指をぱちんと鳴らす
弥勒「プロジェクト灌仏会を開始します……」
お坊さんＡ「了解（らじゃー）」
ナレーション
灌仏会とは…お釈迦様の誕生日にお釈迦様の仏像に甘茶をかけるお祭りの事です

ナレーションお坊さん達はひしゃくを手にすると素早く配置についた

お坊さんＡ「灌仏会ーッ！！」
お坊さんＢ「仏像に甘茶かけるぞーっ！！」
お坊さんＣ「ヒャッハー！！　祭りだ祭りだァーッ！！」
お坊さんＤ「景気良く行くぜぇーっ！！」

ナレーション
お坊さんズは口々に叫びながらクーヤ向かって甘茶を浴びせかけている
お坊さんＥ「おやぁ？」
お坊さんＦ「仏像と間違って甘茶を人にかけてしまった（棒読み）」
お坊さんＧ「アイヤーこれは一大事……」

弥勒「あらあらあら……」
ナレーション
バスタオルを手にしたみろくが後からクーヤの元にやってくる……
弥勒「ごめんなさいね？　うちのイベントに巻き込んでしまって……お洋服が乾くまでの間、ゆっくりしていって下さい……」
弥勒「代わりのお洋服は何にしますか？　僧衣？　巫女服？　それともカソック？」

弥勒「かえでさん＞
随分と物騒な世界だったんですねぇ……うちの方ではモンスター退治は仏門よりもサムライ達のお仕事でしたねぇ……
幽霊とか悪霊となると我々の出番でしたが。」
弥勒「チョコレートは元々神に捧げる飲み物だったとも言われていますしオッケーですよね」
弥勒「そしてチョコレートにつきもののミルクに関しては、お釈迦様が悟りを開くのにひと役買っているという話もありますのでこれもオッケーです」

弥勒「シュネーさん＞
私もミルクレープは好きです。なかなか作るのがメンドそうな感じですが……」
弥勒「恩人…ですか。やっぱり命の恩人とかですか？」
弥勒「私はお寺の側に棺桶に入れられて捨てられていたそうです。
きっと育てられない事情の出来た両親が捨てていったんでしょうね……卍の入った毛布にくるまれていたそうですよ」
お坊さんＡ「クッ……俺が拾っていれば今頃うさぎドロップスを経て光源氏計画が……」

弥勒「科学の発展ですかー……宗教の概念として宇宙というのはよく聞きますが、宇宙そのものではなく造物主……神様がいて、それを信仰するのが一般的ですね。」
弥勒「まぁ、無ければ作っちゃえばいいんじゃないですか？　信者候補はそこにいますし……」
お坊さんＡ「ヘイ彼女！！　詳しい話を聞きたいな……出来れば君の部屋で」

お坊さんＡ「ルギウスさん＞
いや…未来日記って普段自分がつけていた日記が未来を予知するようになったモノですよね？　
って事はアナタ……毎日他人の不幸をメモしてるって事なんですか！？」
お坊さんＢ「ああ…今日も他人の不幸で飯がウマイ！！」

ルギウス(217)からのメッセージ：
ルギウス「＞坊ズ
あなたがたには　ゆきむら　がおにあいですよ……」

ルギウス「＞弥勒さん
おや、何か腑に落ちない事でも？厳しい戒律を守らせるしか脳の無い某宗教などに比べれば、圧倒的に素晴らしいと思いますがねぇ？（某宗教の関係者さんにはＰＬが謝罪しております）」

ルギウス「ええ、信仰の浅い方が使うので困っていますよ……『決断は自身によってのみなされ、その責任や結果は自身に還る。ゆえに法や道徳等の慣習に盲従してはならない。何よりも精神の自由こそが尊い』というのが本来の教義なのですがねぇ……
まぁ、為政者からすれば邪魔でしょうが。」

シュネー(460)からのメッセージ：

「……………………」
行われてた葬儀が全く理解できない。”有名人、そう、アイドルが死んだのか？”と割と本気で思ってる。
半分ぐらいあってる気もするが。

＞弥勒
「…………あんまり、私、宗教自体には、ピンとこない……かな。
宇宙の宗教は、恩人が宇宙宇宙言ってたから思いついた……」

シュネー「@@@＞クーヤ
しかし、クーヤの前に回りこんだ。
ブラックレッドメイド首おいてけ女 が１体現れた。
「クーヤ……奇遇、奇遇……お話、しよ？仲良くして、いこう？折角、だから。
ね？…………イイデショウ？」」

＞ルギウス
笑みの自覚はないらしい。自分のことか？と首を傾げる。
「…………鮫って映像しか見たこと、ない、けど。かっこいいよね。……バカ話って、なぁに？」

イメラ(2275)からのメッセージ：
イメラ「＞弥勒さん
修行中・・・ねぇ。じゃぁ、本来の仏教は偶像崇拝厳禁だったことも知らないのかな？」

イメラ「・・・そうなんですか、えっと、気をつけてくださいよ。宗教に携わってるひとのなかには、盲信するあまり他宗教のかけもちや関わりを異常に嫌う人がいますから。」

イメラ「宗教はモラルや人生経験をはぐくむそうですけど、それにのめりこみすぎるのは、かえって危険だったりしますから。」

イメラ「＞クーナさん
（戸惑う幼女と、話し込む坊主たちを見比べる。）」

イメラ「気をつけてねー。」

タケル(2621)からのメッセージ：
タケル「むう。俺の実家は神道系の術師の名門で、仏教の様式は明るくないのだが・・・これでいいのか？本当にいいのか？
・・・まあ、甘味があるなら問題はないが。」