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Ansinity Only!!
No.1239 神の去る家
アッシュ・サフ


タルタスの街に見捨てられた異教の教会をねじろとしていた
三人の男たちがいた。

彼らは祈る者の絶えた家の神のように
自らの家を去ったあとの今も
家にいたあの日々のように身を寄せ合い旅をしている。





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パーティ用コミュニティです。『神の去る家』以外の方はご遠慮ください。



コミュニティメッセージ


アッシュ(1239)の周囲にはどうしても紙の焼ける匂いが漂う:
 うみねこの声が聞こえる。アッシュ・サフは短い棒を手に腰をかがめて、砂地にその声を写し取っている。
 マタル・ユイもルスヴン・ローも知らないだろう、おそらくは鳥の言葉を書きとるオノマトペに向いた不可思議な言語の文字で。

「だめだな。海が終わらない。どうもこいつとはとうぶん懇意になりそうだ。
 水を得た砂は柔らかく転じ、変化を容れる器となる、
 ま、つまり、書きやすい地面ってのはありがたいがね」

 西側に水をたたえた波のない湖を背に、アッシュ・サフは東の水平線へ目を細めていた。
 先はあまりに遠く見えない。夜の海の暗さをさしひいてもなお。
 ……焚火が頬を照らす。炎に呪われた彼の手のひらは太陽を欠いた寒さの下にもじっとりと汗ばんでいる。

マタル(772)からのメッセージ:
戯れだとでもいうように、彼の指がカードを一枚弄った。沈黙。目を細める。
 そこには風を引き連れた翼が描かれている。




コミュニティ参加者


 ENo.772 マタル・ユイailongam
 ENo.1239 アッシュ・サフK___
 ENo.1240 ルスヴン・ロー十戸
参加者 計 3