あの日の出来事（語り：どん）

両親が殺されすぐに通夜は行われた。
兄貴のどむはずっと泣きじゃくってたっけ。どむが大泣きしてるせいで俺はあまり泣かなかった。

どむは落ち着くまでおばさんと外に出て行った。なんとなく俺も付いていって。
俺が付いて来たからおばさんは「よろしく」と言い残し部屋へ戻っていった。

ずっと泣き止まないどむをジッと俺は見つめた。その時、どむの口から驚く言葉が発せられた。

「奴らを、許さない…ｸﾞｽｯ…殺して、やる…ﾋｯｸ」

いつもニコニコ笑っているどむがこんな事を言うなんて・・・
俺も心の中で何かが動いたんだ。

「どむ」
「ｽﾞﾋﾞｯ…？」
「父さんと母さんを殺した奴の仇、俺が取ってくるよ」
「え…」

俺の言葉でどむが初めて泣き止んだ。

「俺がソイツを殺すよ。だからどむ、泣かないで」

どむは目を丸くした。俺はどむのためならなんだってする。たとえそれが犯罪行為だったとしても・・・

「戻ろう、どむ」

俺が部屋へ戻ろうとした時どむに手を捕まれた。

「どんが行くなら…僕も、行く…敵討ちに…」

どむは少し震えていた。兄貴は優しいもんな。大人たちに可愛がられる程愛嬌いいし可愛いし。弟の俺としては自慢の兄貴。

「無理すんな。どむには出来ねぇよ、こういう役」
「嫌だ！僕も行く！」

そう告げられた時のどむは本気だった。行くのは俺一人で良かったけどどむのあの顔を見せられたら断れない。

「わかったよ…出発は俺たちの誕生日な」

手を握り合って部屋へ戻った。
旅立つ1週間前の出来事。

（つづく♪）

J.J.(3107)の声が届いた：
J.J.「誰かワタシと林檎狩りと洒落込まない？」

どむ(421)の声が届いた：
どむ「どんな人たちが歩いてるんだろうっ」

レティ(980)の声が届いた：
レティ「装飾Lv12で開放中。伝言くださいな。」

ベイゼル(1256)の声が届いた：
星空の メ~ロディ~♪(ベベン ベン ベベン)

セナ(1817)の声が届いた：
　｢防具枠が空いちょおけぇな、必要じゃったら声掛けてくんしゃい。伝言と木漏れ日で受付とうけぇの。｣

破壊槍のリョウコ(1869)の声が届いた：
破壊槍のリョウコ「わおーん春菊ー」

蟹(2044)の声が届いた：
蟹「(V)o\o(V)」