ENo.1274 天　典

名前は天　典（あまの　つかさ）。
独立行政法人【COS^MOS】※１勤務。
入職６年目。昨年、現在の部署へ異動し、現職場は２年目。

所属は警備部要人警護課第６係、改めセルフォリーフ支部特別移送班※２。

実働部隊である特別移送班の副班長を務め、支部全体では支部長、班長に次ぐNo.3。中堅職員として、現場の部隊指揮を担う。

業務中のコールネームは”Angel Sox”※３。

灰色の髪に濃緑色の瞳。基本は童顔だが、理知的でやや疲れた笑みからは年相応の経験を感じさせる。小柄で細身だが、筋肉質で引き締まっており、見る者に精悍な印象を与える。

普段は落ち着いた物腰の青年だが、高い使命感から任務中はその達成を最優先事項とし、徹頭徹尾プロとして行動する。とはいえ、常に「任務達成の為の最適な行動」を重視・実践する為、政治や利害関係、人道的見地への配慮を排した行動をとることも多く、命令を無視して暴走することもしばしば。その為、任務達成率は高いものの、上層部からの評判はすこぶる悪く、困難な任務をあてがう駒として現在の部署へ異動させられた。

傍目からは扱いずらい仕事の鬼で冷酷な人物のように思われるが、実際は非常に仲間思い。また、現場では彼の暴走行為を「冷静な状況判断の上で、苦渋の決断を行った結果」として評価する声が多く、特に「同じ釜の飯を食う仲」の同僚からは信頼されている。

ちなみに読書と裁縫が趣味で、よく同僚にお守り代わりの手縫いの靴下をプレゼントしている。

主武装：シグザウエル P226 E2　×２（２丁拳銃）
副武装：グロック26　コンシールドキャリー/スタントンファー【建御雷】
防具　：特殊防弾繊維製スーツ【胴鴉】

※１【COS^MOS】は「Cosmos Obey Security and Multipurpose Operation Systems（秩序に従属する警備及び多目的業務機構）」の略であり、激増するテロへの打開策として、能力・経験のある民間人を職員として採用し、警察機構の補助要員として登用する目的で設立された独立行政法人である。業務内容は要人警護、重要施設警備、囚人護送等々、多岐に渡る。

※２　通称【SRT（Special Rendition Team）】。事件参考人の護衛・護送を主業務とするが、護衛対象がもれなく闇社会の大物やテロリストであるため、襲撃に遭遇するリスクが高く、人員の消耗が激しい。極めて過酷な現場であるが危険手当は少なく、満足な装備も与えられず、その窮状は「上層部が意に沿わない職員を合法的に始末する為の部署なのではないか」と囁かれるほど。事実、セルフォリーフへ係ごと派遣された現在もなお、劣悪な物資環境を強いられている。そのためか、他部署の職員たちは口をそろえて語る。【SRT】はSon of bitch Reload Team（最低な詰め替えチーム）の略なのだと…。

※３　このコールネームは、彼が縫い上げた靴下を穿くと生存率が目に見えて向上することから、仲間たちが親愛と若干の揶揄を込めて名付けたものである。