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世界共通!
No.1826 呪い堂『弑逆(リギシーデ)』
ソルト=エルト=タクト=アルトセルト


「やぁ、いらっしゃい。ようこそ、呪い堂『弑逆(リギシーデ)[RegicidE]』へ。

悪くない名前だろ? 僕の居た世界じゃ、『弱者が強者を淘汰する唯一の手段』って意味を持つ言葉だ。
ああ、でも、無暗(むやみ)にこの店の名前を口にはしない方が良いよ。『あまり縁起の好い言葉ではないからね』。
……さて、君がこの店に『入れた』って事は、君は『呪いを求めてる』って事だね。
この店は『そういう風に呪ってある』んだ。さ、好きな席に掛けてくれ」

 薄暗い店内。仄かに漂う、甘い香り。
 この店の主は、何時(いつ)だって、小広い部屋の奥、入口が見える位置の席に座っている。
 病的に白い肌を、蝋燭の明かりの色に染めた少年。
 扉の軋む残響の中、『呪術師』の声は、足元に転がり続ける。

「君が呪詛に通じていないのなら、君は此処で誰かに『呪い』を依頼してもいい。
君が呪詛に長けているのなら、君は此処で誰かの依頼を待ってもいい。
蒸留酒でも入れようか? それとも、君は阿片の類を嗜むタイプかい? 
何、お代は結構だ。この店自体が、僕の『呪い』のようなものだからね。遠慮は要らないよ。
君が『目を覚ませば』、或いは『この店を出れば』、君の『現実』は何事も無かったかのように帰ってくる。
残るのは、『君が誰かを呪った』という事実だけさ」

 何処か、夢現の境めいた店内。
 カフェのような間取りでもあるし、バーのような雰囲気でもある。
 灰色のローブの襟元を、片手間に直しながら、『呪術師』は、微笑む。
 そして、大抵の場合、ゆっくりと、言葉を紡ぐのだ。

「君は、此処に居る呪術師に、この場で依頼を持ち掛けてもいいし、『実際に会う』約束を取り付けてもいい。
……それじゃぁ、『全部で七つ』だ。世間話がてら、要件を訊こうか?」

 甘ったるい、諭すような声色で。



コミュニティメッセージ


ソルト(1826)からのメッセージ:
ソルト「やぁ、いらっしゃい」
「今日の御用件は、呪い? それとも、お呪(まじな)いかな?
……成程。なら、今日は手短に、恋愛成就のお呪いを紹介しようか」

「……『一つ目』。用意するのは、黒の爪化粧(マニキュア)と、彼の『名前』だ。
彼の『名前』を君の薬指の爪に書いて、その上から黒の爪化粧で塗り潰す。
その時に書く『名前』は、彼が名乗ったものなら例え偽名でも構わないし、彼の周囲の人間が彼だと認識出来る呼称なら、本当の『名前』じゃなくてもいい」


「気を付けなきゃいけないのは、向こう1週間はその爪化粧を剥がさずに、上塗りを続ける事。
そして、それを拭き取った紙は、『必ず燃やしてから捨てる事』だ。これは、『忘れないで』ね?」

「全部で、『五つ目』だ。一週間後には、君にしか判らないくらいの変化は、起きている筈(はず)さ」

トオル(145)からのメッセージ:
(目元を大きな一つ目を描いた紙で覆った、銀髪の少年が入ってくる)
ギル「邪魔をする。オルゼの情報屋から紹介を受けてきた。この店に呪術師の勤め口があると」
ギル「……何、お雇い呪術師ではないと? あの情報屋め、粗悪な情報を売りつけるとは」

ギル「これは失礼した。しかし、なかなかいい店だ、しばらく常駐させてもらうよ。客が来るまでは」




コミュニティ参加者


 ENo.145 白崎 透紫珠
 ENo.1826 ソルト=エルト=タクト=アルトセルトU
参加者 計 2